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技術の先生 フジケン
2024年3月13日 18:37
鉄道総合技術研究所は、伊豆箱根鉄道で電気を無駄なく電車に送る「超電導送電システム」を導入する、営業路線への導入は世界で初めての試みだ。通常の送電ケーブルでは、電気の一部が熱となって失われる「送電ロス」が生じる。開発した超電導送電システムはケーブルの素材に、冷却すると電気抵抗がゼロになる超電導材料を使う。送電中の電気が熱に変わらず、送電ロスが生じない。『参考資料』https://www.r
2023年10月27日 19:14
航空機業界では、CO2排出をゼロにするため、エンジンの電動化にむけて試行錯誤が続けられている。実用化に向けて大きな課題となるのがモーターだ。モーターの軽量化が不可欠になる。九州大学は次世代の電動航空機向けの超電導モーターの回転試験に世界で初めて成功した。超伝導はリニア新幹線でも研究されている技術だ。岩熊教授らが目指す航空機向けの推進機関は航空機に積んだ水素を燃やして発電し、その電気でモータ
2023年6月21日 06:49
JR東は、円盤を回転させる「フライホイール」を利用したエネルギー貯蔵システムの研究をしている。電気エネルギーを円盤の回転エネルギーに変えて保存し、必要に応じて電気エネルギーに戻すことができる。電車のブレーキ時に発生する回生エネルギーを地上のフライホイールに蓄え、逆に加速中の電車に送電する実証実験を始めている。フライホイールは、他の充電方式よりも高速で充電・放電できるのが特徴だ。『参考資
2023年4月23日 14:09
電気自動車「EV」が普及し始めている。しかし、走行距離を伸ばそうとするとバッテリーをたくさん積む必要があり、そうすると車重が重くなり、価格が高くなってしまう。 そこで東京大学と企業の研究チームは共同で、路面からタイヤ内に直接給電(電気を送ること)する技術の開発に成功した。電力を、路面にしいたコイルから磁界を介してタイヤ内の受電コイルに送られます。磁界は距離が離れると弱くなるため、送電コイルと受