見出し画像

授業実践【祝典序曲】


1.はじめに

久しぶりに書けそうな実践ができたので
まとめようと思います。

5年生の『祝典序曲』の実践です。
私自身毎年この教材に悩まされています…

今年度は少しでも苦手意識をなくすために
校内研修の一環として研究授業を行いました。

校内研修の大まかなテーマは
ICT×協働的な学びです。

個人的に今回の実践はしっくりきたので
少しでも参考になれば幸いです。

2.授業について


『リボンのおどり』の
表現を工夫するための鑑賞曲として
『祝典序曲』を扱うことにしました。
題材名を〈いろいろな音色を感じ取ろう〉とし、
音色の変化を中心に扱うことにしました。

祝典序曲の鑑賞は2時間扱いとし、
1時間目:楽曲の構造を捉える
2時間目:作曲者の工夫を探す
という流れで行いました。

授業のねらいは、
同じリズムの旋律も前半と後半で
音色の変化に気づくことです。

私自身鑑賞の授業では、
比較することが大切と考えてます。
そのため、2時間目に鑑賞する部分を
Aの部分(2:30〜3:07)
Bの部分(4:02〜4:41)の2つに絞りました。

鑑賞する時はベン図を使いながら
AとBの共通点、相違点を探しました。

私の勤務先は個人イヤホンがあるため。
個人→グループ→全体という流れで
意見交流を行い、最後に個人に戻しました。

使用させていただいた動画は
こちらになります。


3.ふりかえり

絞って比較鑑賞を行ったことで
ねらいに迫ることができました。

強弱や高さの変化に気づいた児童もいて
より深い学びにつながったと思います。

鑑賞後に『リボンのおどり』に戻ると
・主旋律の音色を繰り返しながら変化
・打楽器を入れて雰囲気を変える
などの表現の工夫が見られました。

何かしらの変化が表現の工夫につながると
児童は学ぶことができたのかなと思います。

4.おわりに

ICT×協働的な学びというテーマをもとに
このような授業を考えました。

祝典序曲は比較的長いため
鑑賞する部分やねらいを絞らないと
とても難しい教材だと思いました。

何か質問等あればコメントや
XのDMまでお願いします。

最後まで読んでくださり
ありがとうございました!