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#文化人類学
文化人類学から学んだこと。
生涯忘れない言葉大学院生だったころ,指導教官が受け持つ学部生向けの授業に参加したことがあった。
人類学は主に人類(多くは自分以外の誰か)を調査する学問だが,その大前提として,自分と違う文化を侵害したり変化させたりする目的はない。
その話をしていたとき,学部生の一人が「そのフィールド(研究対象)の文化が間違っていると感じたとき,人類学者は何もしないんですか?」と言った。
例えば成人儀礼として女
運命を前に,私は何を「選択」できるのか
宮野さんが『急に具合が悪くなる』20年以上「偶然性」に向き合ってきた哲学者・宮野真生子さんが,ガンと闘いながら人類学者・磯野真穂さんと書簡を交わし,結論を出してひと月もしないうちに亡くなる。
つまり長年研究してきた結論が,死の直前の書簡の中に示されている。そんな文字通りの魂の交換が,そのまま書籍になったのが『急に具合が悪くなる』。
「選ぶの大変,決めるの疲れる」もし決定論が正しければ,ガンに