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「人間らしく」生きる権利

こんにちは。中学受験の社会科のお話です。
今回は社会権について。

社会権とは、日本国憲法に規定されている基本的人権の尊重のひとつである人権です。よく、人間らしく生きる権利と説明されます。


「人間らしく」って、なんでしょうね。
ちなみに、社会権は20世紀に成立した人権です。
人間社会ではすでに産業革命を果たし、高度な経済活動をしている時期です。

そうゆうわけで、ただ生きてればいいというわけではありません。


旧石器時代の生活は現代の日本においては
人間らしく生きるとは言えないかも



日本国憲法の第25条では、
すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
とあります。

つまり、日本における「人間らしく」生きるとは、

①健康
②文化的
→読む・きく・書く・話すができること、など
③最低限度の生活を営む
→これができるだけの収入

と、捉えることができます。


政治的サポートがあっての日常生活


そして、これらをクリアするために、国(政府)はサポートをします。
もちろん、日本国憲法にも規定されています。

①健康
社会保障制度(②・③にも関わっています)
②文化的
教育を受ける権利・教育を受けさせる義務
③最低限度の生活を営む
勤労の権利・勤労の義務

※①~③をするには財源が必要 ← 納税の義務




ここまでの説明で、みなさんはどう思いましたか?私は社会権が人権の中で優先順位第1位だと思っています。

自由権ってありますけど、それは「自分らしく」生きる権利ですよね。

「自分らしく」生きるためには、まず「人間らしく」生きることが必要です。やりたいことをやるためには、衣食住が足りている方がよいですよね。


平和な日常生活があってこそ


日本国憲法って70年以上も前につくられたものですが、今を生きる私たちに「生きるとは?」を考えるキッカケを与えてくれるものだなぁと思いました。




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