SDGsのその先へ:18番目の目標『持続可能なデジタルライフ』を考える
ティーチャーズ株式会社代表の中場牧子です。
今年も残りわずかとなりましたが、私たちは現在、 「Mindful Digital Diet(デジエット)」 という新しいプログラムを広めるためのクラウドファンディングに挑戦しています。
そんなことから、ここしばらくの間、「マインドフルネス×デジタルデトックス」をテーマに書き綴っています。
かなえたい夢、目指す世界観
突然ですが、直球で「かなえたい夢」について。
私の夢は、SDGsの「18番目」の目標を広く普及することです。これは、デジエット・プログラムを模索する中で、ビビビとひらめいたアイディアでした。
思えば今年6月。Teachers創業5周年を迎えた際に、一区切りついたことをかみしめるため、一人で海へ行ってボンヤリと波音を聞いていました。
「次の5年に向けてTeachersができることは何だろう?もちろん、これまで大切にしてきたマインドフルネスの実践をさらに広めることは大切。だけれど、戦争や貧困、差別、環境破壊といった現代社会の課題にも向き合う必要があるのではないか?」と。
そんな中、山口周さんの新刊『クリティカル・ビジネス・パラダイム』の一文が、ふと心に蘇りました。
「SDGsの17個のアジェンダは実行あるのみ。ところで、あなたは18番目に何を掲げたいのですか?」
リラックスして波音を聴きながらこの言葉に考えを巡らせていると、自分なりの答えが自然と浮かび上がりました。それは、「デジタル依存」という課題です。この問題こそが、私たちの目の前にあり、これから真剣に向き合うべきテーマだと気づかされました。
18番目の目標として「持続可能なデジタルライフ」を
もしSDGsに18番目の目標を提案できるなら、私は「持続可能なデジタルライフの実現」を挙げたいと思います。デジタル機器は私たちの生活を大きく「便利に」変えてくれました。でもその一方で、心身の健康やリアルなつながりを犠牲にしがちです。
さらに、同じ価値観の人々だけとつながりやすいデジタルの特性(エコーチェンバー)が、対立や偏見を助長し、SDGsが掲げる「包摂性」「連帯」「平和」から遠ざけてしまう側面もあります。そして、アテンションエコノミーの影響です。SNSや動画プラットフォーム、ニュースアプリなど、あらゆるデジタルサービスが私たちの「注意」を資源として扱い、できるだけ多くの時間を画面に留めようと競い合っています。
これを見過ごすわけにはいけません。そして、マインドフルネスを伝える私たちだからこそ、この視点をもって世界に発信していくことができると思うのです。
マインドフルネスを基盤とした「デジタルデトックス」の重要性
私たちは、マインドフルネスを基盤としたデジタルデトックスを広めたいと考えています。それこそが、「Mindful Digital Diet =デジエット」です。デジタルとのバランスを取り戻し、コンパッションをもって他者を理解し、共感し、支え合う力を育む。それこそが、私たちが目指す未来への一歩です。
「デジタルとリアルが調和し、誰もがウェルビーイングを享受できる社会をつくること。」
これが私たちのビジョンです。最新のテクノロジーの恩恵を活かしながら、その便利さに振り回されないライフスタイルを広め、心身ともに豊かな社会を目指していきます。
2030年に向けて
2030年に向けて、私たちは「持続可能なデジタルライフ」の実現に向けた取り組みをさらに強化していきます。一人ひとりがデジタルとの付き合い方を見直し、心と体、そして社会全体に調和をもたらす未来を目指します。
この夢に向かって歩みを進めるため、クラウドファンディングに挑戦中です。私たちとともに、この新しい一歩を歩んでいきませんか?
クラウドファンディングは12月31日まで。
ご支援・応援をよろしくお願いいたします!