見出し画像

「『スマホながら食』を考える。」私たちがつながりの中で生きるということ

ほぼ1年ぶりの投稿となります。
Teachersの中場牧子です。

味の素㈱が興味深い取り組みをしていることに注目しています。
次のようなプレスリリースを、2024年11月に出しました。
10〜20代の約8割が「スマホを見ながら食事をしている」と回答

スマホながら食。
ドキッとした方もいる方もいるかもしれません。

先月より、私たちはクラウドファンディングをしています。
そのテーマは、こちらです。
【デジタルとリアルが調和する日常を】デジタルデトックス・プログラムを作りたい!

スマホ問題を取り扱うことについて、こんな声がよく聞かれます。
「自分には子供がいないから、若者のことはわからない」
「自分はスマホをそれほど使っていないので問題はない」

しかし、本当にそうでしょうか?
インタービーイング(相互存在)の視点からこの問題を捉えると、私たちは一人ひとりが切り離された存在ではなく、周囲の人々や社会全体と深くつながり合っていることに気づかされます。

スマホ依存や「スマホながら食」は、単なる個人の習慣や嗜好の問題ではありません。それが若い世代や社会全体に広がることで、以下のような影響が私たち全体の在り方に波及しているのです。

1. 若者の習慣が未来を形作る

若い世代の「スマホながら食い」は、彼らの心身の健康だけでなく、次世代の文化や価値観を形作ります。味覚の低下や食事の楽しみを失う習慣が食文化として広がり定着すると、「食卓」という人間の基本的な交流の場がさらに失われ、孤立感や分断が加速するかもしれません。これに対処することは、未来の社会を健全に育む土台を築くことにつながります。

2. 集団としての影響力

私たちは、意識せずとも互いに影響を与え合っています。たとえ自分が問題を感じていなくても、社会全体の行動が「無意識にスマホに依存する」という風潮を強化している場合、その流れは個々の生活にも影響を及ぼします。インタービーイングの観点からは、私たちの選択が他者にどう響き、社会の雰囲気をどう形作っているかを見直す必要があります。

3. 環境とのつながり

スマホ依存は、単に人間関係や個人の健康に影響を与えるだけでなく、環境にも波及します。デジタルデバイスの使用頻度が高まることで、エネルギー消費や廃棄物問題も深刻化しています。一人ひとりがスマホとの距離を見直すことは、地球とのつながりを意識する重要な行為です。

「私たちが行動する理由」

インタービーイングは、「他者のため」という発想を超え、「自分と他者はつながっている」という理解をもたらします。たとえ直接的にスマホ依存に苦しんでいなくても、私たちが行動を起こすことで社会全体の意識が変わり、その恩恵が巡り巡って私たち自身に返ってくるのです。


「スマホながら食」の問題を解決する取り組みは、私たちが共に生き、共に育つ社会を健全に保つための行動です。この視点を共有することで、問題に無関心だった人々も新たな気づきを得られるかもしれません。

「自分には関係ない」と思われがちなスマホ依存の問題ですが、インタービーイング(相互存在)の視点から見ると、私たちは社会や他者と深くつながり合っています。若者の「スマホながら食」は未来の文化や価値観を形作り、私たち全体の健康や人間関係にも影響を及ぼします。また、社会全体のスマホ依存の風潮は、一人ひとりの生活にも波及します。

まだピンとこないなら、次のシーンはどうでしょうか?

「スマホながら食」が当たり前になった30年後。
老いた自分を想像してみたとき、どのように生きたいですか。


私たちの選択や行動が、他者や社会、そして環境にも響いていることを考えると、この問題に向き合うことは、自分自身や次世代、そして地球との健全なつながりを育む一歩となるのではないでしょうか。
それはマインドフルネスの核心であるように思います。

クラウドファンディング よろしくお願いします!
⇒ https://camp-fire.jp/projects/809598/view


いいなと思ったら応援しよう!