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第16回 村長散歩日記【村内編】 230608(毎週ほぼ木曜配信)

 (島田啓介マインドフルネス・ビレッジ村長による村長日記です♪)
 回覧板代わりの村長日記。
 関東地方にもどうやら梅雨がやってきたようです。アジサイの鮮やかさが目を和ませるとともに、雨のときには内省的になりますね。一年の中ほどにさしかかって今年を振りかえり、夏に向かって歩みだすのにいい時期かもしれません。
 ビレッジは村外向けの参加自由のイベントもあります。興味を持ったらぜひいらしてくださいね。

写真はすべて島田啓介村長の日常から


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【第16回:朝ヨガと瞑想~自分との約束】

*ぼくは朝に弱い。体質もあるのかもしれないが、夜のほうが、家族が寝静まった時間に集中できるのだ。しかし時を忘れて夜更かし過ぎることもある。翌朝無理やり起きると、次の日の調子ははなはだよくない。昼寝でも回復しにくい年頃になった。

 習慣はとても大切だ。良い習慣も悪い習慣もある。良いと思っていても、長期的には健康を損なうものもある。独りよがりではわからないこともある。酒は百薬の長と言いながら、つい深酒を正当化してしまう人のように。
 前期高齢者の仲間入りをしたぼくが決めていることがある。夜8時以降は固形物を口にしない。食事はその前にすます。コロナを経て、外出することはあっても懇親会などがほとんどなくなったので、守るのはそう難しくない。
 酒断ちも同じだ。令和に入って飲まないと決めてから、ぼくの世界からは酒が消滅した。それで困ったことは特にない。もちろんアルコールという物質が存在することは知っている。それを摂取する人がいることも。でも酒はぼくにとって、南極に行かなくても残りの人生の幸福度に何らの差し障りもないのと同じ位置づけにある。


 コロナに入ってすぐに夜のオンライン瞑想会を始めた。今も続いているし、もはやそれは何の努力も伴わない日常の一部となっている。早朝の当番制の瞑想会も同じく3年以上続いている。妻のヨガ教室への参加、毎朝晩の瞑想や祈りもそうだ。これらの習慣は、今やこれといった努力なしで成り立っている日常の習慣であり、ぼくを大いに助けてくれる。
 マインドフルネス・ビレッジでも、朝と夜の良き習慣づけの助けになるプログラムが沢山ある。一人では難しくても、仲間と一緒なら続けることはたやすい。久しぶりに、早朝のプログラムのいくつかに参加してみた。もちろん前日早寝して。
 たとえば、月、火、水、金の早朝瞑想会。静かに15分座るだけだが、オンラインで仲間とつながっている事実に支えられる。一緒に座ってみれば、一人との違いがわかるだろう。習慣化しやすいことは受け合いだ。この3年間、ぼく自身が実感している。ある曜日だけを選んで、そのときだけでも早起きしてみるといいだろう。
 すると、前日の夜早寝する、深酒しない、遅く食べない、睡眠の質に注意するようになる。そうして生活全体が少しずつにしろ、変わっていくだろう。
 月、水、金にはそのあとに朝ヨガがある。短時間だが、しっかり目覚めることができるし、その日一日の体の動きを楽にしてくれる。朝の時間に余裕のある人なら、さらにいくつかの読書会や和の暮らし愛好会もある。
 生活の時間帯やリズムもあるだろうから無理をすることはないが、どれか一つの曜日だけでも選んでその日を自分のリトリートの日としてみたらどうだろう。


 一日が変われば一週間が変わる。一週間が変われば一か月が、さらに生活全体が変わっていく。それは主催者自身が実感していることなのだ。習慣は人生のリズムになっていく。どんなリズムを作りたいかは、自分自身にかかっている。
 人と約束することも大切だが、自分自身とひとつでも約束してみる。これだけはやってみようと。人との約束が守れなかったときには罪悪感が強いものだが、自分とのそれが果たせなかったときには、何かすっきりしない感じが残るだろう。自分だけが知っているその感じの中に、本当の願いが隠れている。
 自分はどう生きたいのだろう? 深遠な問いだ。いつもその問いを心に置いてプラクティスしてみる。私はどうありたいのか? 習慣こそがそれを現実に見せてくれるのだ。
 
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*本文で紹介のあった「朝の沈黙瞑想会」及び「朝ヨガ」は、月水金6:00-6:20及び6:30-6:55での開催です。
マインドフルネス・ビレッジは10日間体験無料、会員募集中です!

 
毎月のスケジュールはこちら(ときおり変更もあるので、必ず以下から確認してください)

https://mindfulness-village.mystrikingly.com/schedule

 



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