【薬膳レシピ】No.3 秋の古典レシピ《梨とレンコンのジュース》
秋は「燥邪」の季節
朝晩は、少しずつ気温も下がり時には肌寒いと感じることがありますが、
昼間は、まだ、気温も高くちょっと暑いかなと思うこともしばしば。
それでも、なんとなくさわやかで、空気も乾燥していると感じますよね。
そう、じめじめさがない分、乾燥の時期になったわけです。
『燥』とは、秋の主節気です。
秋分以前の初秋は夏に近いので「温燥」といい、
秋分以降の晩秋は冬に近いので「涼燥」といいます。
そして、秋の邪気は、「燥邪」といいます。
とくに、夏が異常に暑く、涼しくなったのが遅い分、
自律神経の乱れや、なんとなく体調がすぐれない、便秘気味など
夏の疲れとともに不調が出やすい時期なんですね。
気になる「乾燥」の症状
『燥邪』の特徴は
☆乾燥性を持ち津液を損傷しやすい
☆肺を傷つけやすい
こんな症状ありませんか?
これは、体内の津液不足が原因のことが多いんです
津液とは、
汗や涙、尿、リンパ液など血液以外のサラサラとした水分のこと。
そして、その津液が不足して身体が乾燥することを「内燥」といいます。
便秘気味だから、水分=水をとれば良い、というわけではないんですよ。
食物からとる栄養分もとても大事なんです。
まずは、熱を冷まして潤いを与える!!
津液が足りないと乾燥状態になります。
なぜそうなるか、というと
体の中に余分な熱があるから。
この時期、一日の中でも気温差があり、
体調を崩して熱っぽい感じもあるのでは。
まずは、
《生津清熱潤燥》
*津液を生じて、余分な熱をとり、潤いを与える*
そんな食材を使いたいと思います。
梨とレンコンのジュース
梨とレンコンだけで作るジュースです。
イメージとしては、《白いスムージ》といったところ。
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