鰆の西京焼き
白みそにみりん、酒を合わせたみそ床にサワラを1日~2日ほどつけておき、取り出してみそを取り除きゆっくりと焼く。
みそ床に浸けるとき、上下にガーゼをはさむなどしてみそが直接魚に触れないようにすると取り出しやすく、焼くときも焦げなくて良いのだけれど、お客様に出すものではないのでそのまま浸けてしまう。
適当な感じでもなかなか美味しくできあがってくれて嬉しいもの。
魚に春で鰆。俳句の季語は春。
春が旬の魚と思えば旬が二回あるらしく、関東では12月~2月のどちらかといえば(言わなくとも)冬っぽい時、関西では3月~5月。
サワラは産卵後の夏場を除いてほぼ年中美味しい魚なのだとか。
旬の違いは食べ方で、関東では寒鰆を好み塩焼き、西京漬けで味わい、関西では春鰆を好む。刺身、照り焼き、かぶら蒸し、押し寿司など塩焼き、西京漬け以外にも食べ方が多い。
西京漬けを作ったのも12月だったか、高級魚なはずの鰆が切り身でやたらお買い得で、春が旬じゃないのか?といぶかしがりながらかごに入れた。異常気象かと心配してしまうところだった。
調べてみるとサバ科だというのでみそと合うのも納得。その割りにクセがないので白身の魚のような調理方法も合うらしい。恥ずかしながら私は青魚とも知らなかった。
寒鰆は特にDHAやEPAが多いよう、大阪中央市場のセールスポイントには春鰆はうっとりするほどの美味しさとある。
味わいの移り変わりも面白そうだ。高級魚だと頭から思って手を出せずにいたが旬の時期は食べやすいもの。西京焼き以外でも色々たべてみようと思う。
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