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ツドナ
2024年3月26日 13:37
2024/03/25 君に染まりたかった。でも僕は透明じゃなかった。君の鮮やかな色は僕の淡い色と混ざると汚くなる。汚してしまうんだ。一緒にはいられない。 吐き気と耳鳴り。布団を被って膝を抱える。脳にこびりついた君の姿と、声と、香りと。忘れたいのに忘れたくない。全て抱きしめて沈んでしまいたい。固く目を瞑って、眠ろうとする。頭がクラクラする。 ああ、君のものにしてほしかった。君が離さなければ僕
2024年3月13日 19:38
2024/01/24雪が降つている大口を開けると、いくらか冷たいのが舞い込んできたああ、雪だ薄目で見たら埃にしか見えないようなそんな下らない粒だが、嬉嬉としてはしゃぎ回つていたあの時に降つていたものは確かにこれだ手のひらを空に向ける寒さが肌を焼き、雪がそれに塩を塗る純粋な気持ちで雪に触れていた小さな私はもういない大人になつたと言えば聞こえはいいが、どうにも何かを