『それは生きていると思う?』と問うだけの授業~中学3年生/理科~
これは実際に行った授業の中での活動の話。
その時の相手は中3で、ほぼ初対面の学年最初の授業。
それを思いながら授業づくりをしたが、扱い方を少し工夫すれば
正直なところ中学生でなくとも多くの層に十分成立するとは思う。
〇活動の概要
やること自体は概ね簡単で、20枚程度の画像を順番に見せていき、
それが生きていると感じるかどうかをその都度4段階で評価してもらう。
基本的にはこれだけ。
プリントを用意し、順に自分が見たものは何だったかを書くところと、
「1.生きてる、2.生きてそう、3.生きてないかも、4.生きてない」
の4段階のどれと感じたか〇をつけて選んでいく。
プリントの一部を抜粋するとこのような感じ。
画像1枚ごとに、どれに〇をつけたかを手を上げてもらいながら
クラスの中での雰囲気や傾向を共有していく。
画像に映っているものが何かということはできるだけこちらからは言わず、
じゃあ次はこれ、どうですか?程度に留めた。
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この記事では実際に授業で行ったものと
全て同じではないが、20枚画像を用意してみました。
少しでも体験的に記事を見てもらうために順番に並べていくので、
ゆっくり考えながら見てもらえればと思います。
もし可能であれば2・3人で一緒に読んで、
それぞれ生きているとどの程度感じたか話しながらゆっくり読んでもらうと
より体験的に読めるかもしれません。
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〇実際の流れ
①これ、いかがでしょうか。
「1.生きてる、2.生きてそう、3.生きてないかも、4.生きてない」
4段階で選んでみましょう。
実は、授業ではこれだけは実物を用意して見せました。
②次はこれ、いかがですか?
また4段階で選んでみましょう。
③次はこれです。
リアクションが得られないので一人で記事を書いていると
異様に淡々とした感じになりますね。
④次はこちら。
少し悩ましいでしょうか?
生きているのでしょうか?
⑤5枚目はこちら。
いかがですか?
⑥さて今度はこれです。
⑦これならどうでしょう?
少し印象が変わりますか?
⑧今度はいかがでしょう?
⑨これだと、更に変わりますか?
⑩さて10枚目です。
⑪これだと印象は変わりますか?
⑫さて12枚目、今度はこれです。
⑬ではこれはどうでしょう。
⑭さて、今度はこちら。
何となく見覚えがある画像でしょうか。
⑮今度はこれ。
ちょっと見慣れない画像かもしれません。
⑯ここ3つだとこれが一番見覚えがあるかもしれませんね。
⑰ではまた変わって今度はこれ、どうでしょう。
⑱これはどうですか?
⑲これならどうでしょう?
⑳では、最後にこれ、どうですか?
※今回の画像は全て以下の3サイトのフリーの写真素材を
ダウンロードして利用しています。
写真AC https://www.photo-ac.com/
ぱくたそ https://www.pakutaso.com/
Wikipedia https://ja.wikipedia.org/
noteの記事として掲載する写真のため全て選び直しましたが、
実際に学校で授業をした際にはもう少し違う画像を利用して見せました。
〇実際の活動の様子
記事にすると間がほとんど取れないので
さらさらーっと眺めた人のほうが多いのではないかなと思う。
実際に画像を瞬間に口にしている言葉は、
この記事で文字にしている程度の量です。
ですが、クラス単位で授業をすると、
あれがかわいいとかこれはなんだとかで
口々に何かを言いながら話しながら、ゆっくり進んでいく。
しかも毎回どれを選んだか全体に聞いて手を上げてもらい、
少しずつやりとりしていくので、まあまあ賑やか。
そしてこちらのペースで基本的に進めるので、
その間に自分たちが話している内容から少しずつ考えていることや
自分の中での判断の迷いなども少しずつ表出するようで、
それこそ私が色々な授業で彼らに考えてほしいことだと思っている。