俺の音楽変歴 〜悶々たる青春編②〜
【前回までのあらすじ】
幼少時よりバイオリンとピアノのレッスンに通ったものの、まるで上達せず中学で辞めた俺。高校に入りシンガーソングライターになろうと心に決めたが、ギターは上達しなかった。
ある朝、放送委員の仕事でタマキさんに出会い、わかりやすく恋に落ちた。
タマキさんは茶華道部(茶道も華道もやる部)に入ってて背が低くてころっとした感じで、草食の小動物のような人だった。言葉や話し方に知性が漂い頭の回転が早く、何より笑った顔がかわいかった。
放送室でたまに話をすると当時よく