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スティーブ・ジョブズ氏の「人生の繁栄の法則」📌そこには「心の力」が存在する

物も情報もあふれている現代社会。これは日本に限らず世界でも同じです。物質的な豊かさでココロを埋めようとしてきたけれど、やはり、物だけではココロの平穏は得られないと、このコロナ禍をきっかけに世界共通認識となり、これからは次の新しいメンタル時代に突入しています。

スティーブ・ジョブズ氏からの法則


経営者であれば、利益を出すのは当然の仕事であることは間違いない事実です。なぜならば、利益がなければ、従業員の給料をはじめ、会社が存続することができないからです。 

ただ、利益追求のハウツー方法ばかりが優先され、戦略・戦術方法だけが注目されてきたことで、結局、一時的な成功に終わることも証明されてきてしまったのも事実です。

古いタイプの「戦う」経営者は、まだ人々に消費を促しトラブルと貧困の差を増やし、自分の不安を売上や利益の数字で埋めようとしています。 
ここから生じる争いをやめて、消費をあおる利益追求の経済社会から、安らぎのある新しい気づきの社会へと変化しなくてはなりません。

×経済学 〇人間経済学


生きることも経済活動も「争うこと」が目的ではありません。 
その意義からして人々を幸せにしない経済は意味がありません。 

自分を中心に利を追うという習慣や、利益がすべてという世界観など、今までに身につけた間違った経済学の常識をこれからは、もう一度学び直すことが必要になってきているように思います。・・・正しい「人間経済学」として。

「人の役に立つこと」を目的とした企業は、人口の大部分を占める一般の消費者の惜しみない応援を得て、成功のチャンスは広がります。

経済競争の頂点に立ったものの2011年に56歳の若さで逝去した天才スティーブ・ジョブズの「病床の詩」から、彼が得た境地「終わりを知らない富の追求は、人生を歪めてしまう」を感じてみましょう。

私はビジネスの世界で、成功の頂点に君臨した。
他人の目には、私の人生は成功の典型的な縮図に見えるだろう。

しかし、仕事をのぞくと喜びが少ない人生だった。

人生の終わりには、富など私が積み上げてきた人生の単なる事実でしかない。

私がずっとプライドを持っていたこと、認証(みとめられること)や富は、迫る死を目の前にして色あせていき、何も意味をなさなくなっている。

今やっと理解したことがある。人生において十分にやっていけるだけの富を積み上げた後は、富とは関係のない他のことを追い求めた方がよい。

もっと大切な何か他のこと。
それは、人間関係や芸術や、または若い頃からの夢かもしれない。

終わりを知らない富の追求は、人生を歪ませてしまう。私のようにね。

神は、誰もの心の中に、富によってもたらせた「幻想」ではなく、愛を感じさせるための「感覚」というものを与えてくださった。

私が勝ち得た富は、私が死ぬ時に一緒に持っていけるものではない。私が持っていける物は、愛情にあふれた思い出だけだ。

スティーブ・ジョブズ


アメリカの先端企業では瞑想ブーム

スティーブ・ジョブズも死の床で財産よりも、もっと別な幸せに一生の時間を費やしてもよかったのではないかと言っているように、今、アメリカの最先端の企業(Googleやモルガン・スタンレー銀行等)では、瞑想や断食を日常業務の時間に組み入れているところが増えています。 

話題の、『マインドフルネス』。 オフィスの片隅に、畳を敷いた小部屋を設けて、15分程度の瞑想を仕事の時間の中に取り入れているのです。 

これら最先端の企業は時代の急速な変化による過重なストレス業務から、うつや精神的に悩む人が続出し始め、今までは経済活動に邪魔と思われていた瞑想や断食やヨガを取り入れることで、対人関係のストレスも軽減しトラブルが少なくなり、また仕事に開放感と能率の高さが実証され、これらの効果に対して新しいアメリカの若い経営者が気づきはじめたからです。

物や快楽で身辺を埋めることよりも、心の安らぎ・平和・良好な対人関係に軸を移して企業生活をする方が、企業にとっても社員にとっても有益であるとわかってきました。 穏やかさ・清々しさ・知足感(足るを知る)に先進社会が方向転換してきたといえるでしょう。 

もう一つの利点は、感謝と祈りを取り入れることによって、自身の欲の歯止めが利くということ。これは経営者にとってはとても大事なことです。 人から奪うことよりも、与えることの多い人生を歩めるようになるからです。


スティーブ・ジョブズ氏が死の間際に悟ったのは、日本でも昔からいわれている「自利利他の精神」の追求なんですね。


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