西池達也 | Tatsuya Nishiike

BEAR BASE Inc.|CEO ROTH BART BARON|Management, Keyboard しばらく放置していた note を復活させてみます。時折、更新してみようと思います。

西池達也 | Tatsuya Nishiike

BEAR BASE Inc.|CEO ROTH BART BARON|Management, Keyboard しばらく放置していた note を復活させてみます。時折、更新してみようと思います。

最近の記事

ROTH BART BARON CHINA TOUR 2024

2016年、当時スペースシャワーにいらしたリリさんに中国ツアーを組んで頂いて以来8年ぶり、北京〜上海〜合肥・フェス出演で #rothbartbaron の CHINA TOUR が実現しました。”願えば叶う”というか、描いている未来を粘り強く実際に口にしていると気にかけて下さる方とのご縁は繋がっていく、という印象で、ようやく今年、実現したというところ。 8年ぶり。北京・上海での単独公演にどのくらいロットの公演を待ち望んでくれる人がいるのだろう、ということや、テクニカルな懸念

    • ROTH BART BARON "BEAR NIGHT 5" Live at LINE CUBE SHIBUYA

      9月2日、ガラリと街の様子が変わった本日、43日間という長い夏休みを過ごす娘と息子が今日から登校を再開しました。 ようやく8月に開催した「BEAR NIGHT 5」について落ち着いて振り返りながら今思うことをテキストを残してみようと思います。 年に一度の最大のライブ、公演、フェスティバル、音楽を作る、表現を作る、集大成みたいなものがベアナイトで、2016年に1回目をリキッドルームで開催して以来、2021年のスタジオコースト以来、おかげさまでなんと今年で5回目が実現、今年は L

      • "パーシモンホール公演"のその先に。vol.67〜録音雑記⑩〜

        一通り STRINGS については語った気がする。 とにかく楽しかったんだ。 ”楽しい”というのは"心が震える"ということ。 人間の根源的な営みだと思う。 "心が震える"ということは"感動する"ということ。 美しいと感動する。 どうして美しいかというと、美しくあるものを皆んなが大切にしたからだ。 そしてまた、辛い時に時間を共有すると、人と人との結びつきが強くなる、ということがあることを実感した3日間でもあった。 そういえば、札幌最強のドラマー・ミュージシャンを紹介しな

        • "パーシモンホール公演"のその先に。vol.66〜録音雑記⑨〜

          13人がステージ上に並び、動線が全く確保できなくなった出演者は曲ごとのステージへの出入りを、ソーシャルディスタンスを活用しながら、ステージ前からも横からも、出入りすることとした。 どこも通れない。笑 会場の人口密度が極端に下がった昨今、先日の演者の半分をステージ下に組んだ FEVER 公演でも感じたが、with コロナの時代に、ステージ上と客席の境界線は従来の場所から最適解が変わり、柔軟に設定してよくなったような気がしている。 これは、ロットの運営を支えてくれる PAL

          "パーシモンホール公演"のその先に。vol.65〜録音雑記⑧〜

          映像演出は、木村理臣(Amejika)、liquid light(かとうたつひこ)のお二人。 L : 木村 理臣 Amejika さん、R : liquid light|かとうたつひこさん 配信でも多くの人たちに楽しんでもらうためには、映像演出は非常に効果的な要因の一つになったと思う。 事前打ち合わせで、最後の1議題、札幌でどなたか演出をお願いできませんか?との問いに最強のお二人を早速アサインする佳代さん。 木村さんはアプリケーションで、テキストや映像素材、デジタル処理

          "パーシモンホール公演"のその先に。vol.65〜録音雑記⑧〜

          "パーシモンホール公演"のその先に。vol.64〜録音雑記⑦〜

          photo by 成山剛 距離は時として絆を強くする。 そして情熱は結果を出していくなぁ、と。 2019年2月13日に開催した"STRINGS"をきっかけに佳代さんの楽曲「Caution Icy」を音源化することが出来た。 そして今年、2020年は一志さんの楽曲で、とあるCMソングに参加させて頂くことが出来た。 アニメーションは米津玄師さんの Music Video を手掛けられたらしいということで調べてみたら、見つけました。 なんの曲かと思ったら「パプリカ」でした

          "パーシモンホール公演"のその先に。vol.64〜録音雑記⑦〜

          "パーシモンホール公演"のその先に。vol.63〜録音雑記⑥〜

          翌日の 6/30、お昼前に mole に会場入りの後、リハーサルを行った。 本番前日にステージを組み、入念に音作りが出来ることは大変ありがたい。 余裕の佳代さん、カッコええですな。 演者全員にフェイスシールド、ステージ上にアクリル板の設置を、と何度も検討されながら、最終、客席とステージに少しの距離をとることで合意。演者のマスクの着用はコーラスをとるかとらないかというところでラインが引かれた。 大嶋さんの配信ブース。 会場入りする前には配信の準備も万全に、朝早くからこの日

          "パーシモンホール公演"のその先に。vol.63〜録音雑記⑥〜

          "パーシモンホール公演"のその先に。vol.62〜録音雑記⑤〜

          もう一つの目的は弦楽四重奏のレコーディングにあった。 "STRINGS Ⅱ"イベント実施のタイミングで札幌に来てくれることが決まった弦楽器の4名と札幌の芸森スタジオで録音しようという話が進んでいた。ここはは新千歳空港から車で1時間程度、札幌の中心街よりちょっとの南に降りた自然が気持ちの良い山の中にある。 Chameleon Label の一志さん、佳代さんと話せばいつもレコーディングの話ばかり。あの曲も録音したい、この曲も形にしたいよね、と、壮大に未来の展望で話題が盛り上

          "パーシモンホール公演"のその先に。vol.62〜録音雑記⑤〜

          "パーシモンホール公演"のその先に。vol.61〜録音雑記④〜

          時系列で言えば、6月6〜8日のダッチママレコーディングより少し前は、7月1日の特別企画、チケット券売が3〜4月の先行販売の売上枚数の数字のままピタッと動かなくなった "STRINGSⅡ" をなんとか配信ありきで実施できるよう組み立てようと、1ヶ月前に迫った "STRINGSⅡ" の開催について全エネルギーを注いでいた。 New Album の音源プリプロについては全くの心配ご無用といったムードで、サポート陣含め絶好調なバンドの状況を頼りに思い、おかげで "STRINGSⅡ"

          "パーシモンホール公演"のその先に。vol.61〜録音雑記④〜

          "パーシモンホール公演"のその先に。vol.60〜録音雑記③〜

          今回も管アレンジは竹内くんの主導のもと進められていった。 方向性やフレーズなど逐一確認しながらレコーディングまで時間が進む。 彼らも宅録環境も整っているようで、プラグインで DEMO 音源を作らないスピード感のあるプリプロ、なんて贅沢な。 最近ロットのやりとりはほとんどが Facebook Messenger で進められ、セクションごとにどんどん進められていく。大変進めやすい。 仲の良い二人。 L → R (竹内悠馬 @sabor_trompeta / 大田垣正信 @O

          "パーシモンホール公演"のその先に。vol.60〜録音雑記③〜

          "パーシモンホール公演"のその先に。vol.59〜録音雑記②〜

          ダッチママスタジオと云えば、2015年の2nd Album『ATOM』。 収録曲10曲のベーシック録音をこのスタジオで行い、そのデータをカナダ・モントリオール、Hotel 2 tango に持っていった。 GoProを6つ、立方体になるように組み立て、360度で映像を記録していった。当時、Google Chrome でのみ360度映像をサポートしたばかり、早速そのテクノロジーにときめいていた我々が懐かしい。 なぜかダッチママでの映像は公開されていないのだが、ATOM 2

          "パーシモンホール公演"のその先に。vol.59〜録音雑記②〜

          "パーシモンホール公演"のその先に。vol.58〜録音雑記①〜

          記録の意味も込めて。 6月6〜8日に町田ダッチママスタジオで ROTH BART BARON 通算5枚目となる New Album のレコーディングを実施した。 限られた予算の中で、参加するミュージシャンに最大限のパフォーマンスを発揮できるよう、通常なら1日でまとめるであろうブラスセクションの録音を休憩しながら実施できるよう、4リズム・ベーシックの録音とブラスセクションを曲毎に交互に録音していくタイムテーブルを組んだ。 程よく天井の高い、ダッチママのスタジオはドラムも管楽

          "パーシモンホール公演"のその先に。vol.58〜録音雑記①〜

          "パーシモンホール公演"のその先に。vol.57〜晴天の5月30日〜

          5月30日がこんなにいいお天気だったとは。 そう思うと悔しくて泣けてきた。 本来だったら今日は”めぐろパーシモンホール”での単独公演。 15人がステージに上がり、『けものたちの名前』のストーリーが完結するはずだった。 ここ3ヶ月、何ができたのだろうと振り返ると、残念ながらパーシモン公演を実施するために予定していた音楽的にも豊かだっただろう時間を過ごせたようには思えず、午前中はすっかり家族の時間となった。始業式のみ登校した1年生の息子と、4年生の娘の自宅学習に随分と時間を割

          "パーシモンホール公演"のその先に。vol.57〜晴天の5月30日〜

          "パーシモンホール公演"のその先に。vol.56〜Streaming Live at 月見ル君想フ〜

          5月30日に"月見ル君想フ"で生配信ライブを実施出来ることが決まった。 パーシモン公演が延期となったこの日に、きっと三船は BARE BASE からの生配信を実施したに違いないだろうし、この日を待ち望んでいたくれたお客さんたちにも何か届けたいと思っていたので、決定できた時はとても嬉しかった。 こちらは"ROTH BART BARON Stay Home Live vol.2" 4/11 のアーカイブ。配信する度に機材や方法もアップデートされている。 昨日(5/16)の

          "パーシモンホール公演"のその先に。vol.56〜Streaming Live at 月見ル君想フ〜

          "パーシモンホール公演"のその先に。vol.55〜公演延期〜

          決断をしたら少し気持ちが楽になった。 2020年4月30日、我々は当初予定していた 5/30 の公演を諦めることにした。 毎日毎日、夕方頃発表される全国での感染者の数を確認しながら公演の有無について考えることは正直なかなかしんどいものがあった。来場を予定している皆さんや、演奏者、スタッフ、そしてロットの2人も近い思いでいたのではないか、と思う。その想いからは一時的に解放されたことになる。 幸い、共同主催者である EPIPHANY WORKS 林口砂里さんや Novux A

          "パーシモンホール公演"のその先に。vol.55〜公演延期〜

          "パーシモンホール公演"のその先に。vol.54〜今日出来ることを〜

          ほとんど家から出なくなった。 ちょっとした買い物と、少しの気分転換だけ。 それでも数度のスタジオ練習と、曲作りを進めている我々がいる。 今年中に作品を発表すると決めた流れがあるのだ。 4月、5月、と各地のフェスが延期、中止のアナウンスがなされ、Syncronicity、SLOW DAYS、CROSSING CARNIVAL、とロットが出演するはずだったイベントもことごとく吹き飛んだ。 関係者の苦悩や負担は想像を絶するものがある。 そして、どのような理由かわからないか、2

          "パーシモンホール公演"のその先に。vol.54〜今日出来ることを〜