コラム第38回:有酸素運動のあれこれ
(松)こんにちは! サポートスタッフの松澤です!
(松)このコラムでは鈴木トレーナー監修の元、スポーツ愛好家の方へ向けた内容を発信しています。
(松)前回は有酸素運動でストレス耐性が上がる!と題してお伝えしました。
(松)今回は、そんな有酸素運動に関する疑問をお聞きしていきます。
(松)それでは、鈴木トレーナー! 今回もよろしくお願いします!
(鈴)よろしくおねがいします!
有酸素運動のあれこれ
(松)前回のコラムでは有酸素運動を取り上げましたが、色々調べてみると有酸素運動をやりすぎるとストレスホルモンが分泌されるため短い時間で行うのが良いという内容をよく見かけました。やりすぎは良くないということでしょうか。
(鈴)健康を目的とする場合は適度な強度と量でやる方が効果的なのは事実です。
ストレスホルモンは適度な運動の方が分泌が少ないのもありますが、特にランニングなどは急に量を増やしすぎると怪我の原因にもなります。
(松)そうなんですね。このストレスホルモンというのはどういったものなんでしょうか。ストレスとついているしあまりよくないものというイメージが湧いてしまいます。
(鈴)コルチゾールというホルモンが代表的ですね。有酸素運動によってというよりは、身体的もしくは精神的ストレスなどによって分泌されます。
コルチゾールの役割は色々ありますが、悪影響というところだと「筋肉の分解」と「交感神経を優位にさせる」ことですね。
(松)筋肉の分解ですか! それは確かに悪影響ですね! 良い効果とかはないんですか?
(鈴)身体の中で炎症が起こった際に分泌されるホルモンなので炎症を抑える「抗炎症作用」があります。
(松)良い効果もあるんですね! ということはストレスホルモンと言っても悪いだけのものというわけではないんですね!
そこで一つ疑問に思ったのですが、日頃からスポーツをしている方はとても運動量が多いと思います。良い効果もあるとはいえ、ストレスホルモンの悪影響が問題になったりしないのですか?
(鈴)日頃からスポーツの習慣がある人でも、どのくらいの強度・頻度でやるかによって大きく異なります。
また、リカバリーがどのぐらいできているかによっても変わります。
たくさん運動して、バランス良く食事を摂り、しっかり睡眠をとり、メンタル的なストレスを溜めすぎないことが大事ですね。
それがしっかりできていれば激しい運動をしてストレスホルモンが増加してもあまり問題にはならないと思われます。
(松)運動だけじゃなくて、そのあとの食事や睡眠も合わせて考えるんですね。それを聞いて安心しました!
では、そんなホルモンも分泌される有酸素運動ですが、前回のコラムで取り上げたHRVの向上を目的として有酸素運動をする場合、どれくらいの強度と頻度で行うと良いですか?
(鈴)まずは週1回30分程度軽めの強度でランニングなどから始めるのでいいと思います。もしくは前回ご案内した通り何かご自分で気軽に始められるものを選ぶのがいいかと思います。
(松)思っていたより少なくていいんですね! これから始めるにあたって何か気を付けておくべきことはありますか?
(鈴)最初は量と強度を増やしすぎないことですね。いきなり毎日やるとか、何時間もやるとケガの危険もありますし何より続けられないと思います。まずは先ほど述べた通り、週1回30分、または20分程度を週に2〜3回から始めていくのをおすすめします!
(松)なによりも続けることが大事というわけですね! 分かりました!
それでは今回のコラムは終了とさせていただきます。
(松)個人ホームページでは、より専門的なコラムに加え、鈴木トレーナーへトレーニング指導のお問い合わせもできます。ぜひご覧ください!
(松)それでは鈴木トレーナー! 今回もありがとうございました!
(鈴)ありがとうございました!
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