
オールディーズ個人的10選
今回は大昔の洋楽、ビートルズよりも前に主にアメリカで流行した古き良き時代の音楽「オールディーズ」の個人的10選を紹介したいと思います。僕自身洋楽の聞き始めがビートルズでそれ以前のはエルビス・プレスリーとしか知らなかったのですが、映画の「スタンドバイミー」を見てからかどうかは忘れましたが、あの1950年代から1960年代初めにかけてのアメリカの音楽が凄く魅力的に響いてきたので、有名な名曲をいろいろとTSUTAYAとかでCDレンタルしたり、買ったりしてそれなりに押さえてきました。エルビスプレスリーも入れないで頑張って作ってみたいと思います。ではどうぞ。
Only You (And You Alone) / The Platters (1955年)
ロック以前に発売されていたのですね。今回初めて知りました。ロックは一般的に今回は外しましたがビル・ヘイリー&ザ・コメッツの「ロック・アラウンド・ザ・クロック」という曲で始まったと言われています。それも1955年とかだったからどっちが早かったのか知りませんが、ロック以前はこういうゆったりした綺麗なメロディーのバラードとかがアメリカでは流行っていましたね。それが前述の曲やエルビスプレスリーとかによってロックが爆発的に若者に受けて一気にメインストリームになってビートルズでとどめを刺した感じですね。当時も保守的な大人たちに目の敵にされて肩身の狭い思いしていたらしいですが、ロック自体、でもやっぱり時代を更新していく若いエネルギーを見事に吸収して、今の音楽シーンの基礎を作り上げていったんですね。ロックの教科書とか学校でやったらいいのに、クラシックとかじゃなくて。オンリーユーはスタンダードナンバーなので一回は耳にしたことがある人は多いと思います。
Great Ball Of Fire / Jerry Lee Lewis (1957年)
「火の玉ロック」という邦題が付けられてロック初期の名曲です。僕もこの時代のロックの中では一番好きかもしれません。ジェリーリールイスってついこの前亡くなったんじゃないかな?たぶん。80何歳とかで。すごいですよね、もうあの若さ溢れるロックンローラーもおじいちゃんな時代になったんですから。ポールマッカートニーで81歳とかですもんね。ちょっと感覚狂ってしまうんじゃないでしょうか、現役で聞いていた世代は。僕は完全に後追い世代なのですが、30年くらい前にビートルズを熱心に聞いていたので、隔世の感の端っこくらいは分かります。
Smoke Gets In Your Eyes / The Platters (1958年)
「煙が目にしみる」という邦題で有名なこれより前からあるスタンダードナンバーらしいです。凄まじくいい曲やな、と初めて聞いた時は感動しましたね、これを聴いて。ロックの時代にはかなりテンポの遅い感じはしますが、それを補って余りある美メロの塊のような曲でお腹いっぱいになります。ライブ映像にいいのがなかったので静止画で失礼します。
Stand By Me / Ben E. King (1961年)
オールディーズと言えばこれ、みたいな世紀のスタンダードナンバーですね。映画も本当に良かったです。1986年の。僕自身子供の時にこの映画のような不良になっていった親友がいたからボロ泣きしたのをよく覚えています。もう20年以上見てないですが、久しぶりに見ようかな。あとギターを始めた時このベースラインが弾けて気持ち良かったですね。これもライブ映像がなかったのですいません。
Rhythm Of The Rain / The Cascades (1962年)
「悲しき雨音」という邦題のこれまたオールディーズの名曲です。本当にビートルズ以前でも洋楽は名曲が多い。むしろこっちの方が心が豊かな時代だから今の殺伐とした時代には響くものがあるかもしれないです。あの豊かな時代のアメリカはどこへ行ったんでしょうか?映像はなかったです、すいません。
Hey Paula / Paul & Paula (1963年)
これも溶けるようなオールディーズの名曲ですね。あの世代の人はみんな知っていたみたいでうちの母親も知っていたりします。ロマンチックを絵に描いたような曲で、今の時代に発売しても大ヒットするような普遍的な名曲じゃないかな、と思ったりします。デュエット映像とか時代を感じさせますね。歌詞付きでどうぞ。
Mr. Lonely / Bobby Vinton (1964年)
途中の本気で泣くように歌うところがめっちゃ好きです。本当に孤独でまあふられた失恋ソングだと思うのですが、感情が滲み出る、みたいな。後の洋楽とかの名バラードにも繋がっていくようなある意味ロックな曲だったのかもしれません。静止画でどうぞ。
When A Man Loves A Woman / Percy Sledge (1966年)
「男が女を愛する時」というそのまんまな、でも味わい深い邦題が付けられたオールディーズの最後の名曲ですね、時代的に。もうビートルズが世界を席巻していた時期でしたし。でも古き良き時代の香りを存分に醸し出して、僕なんかは凄く「これ知っている」みたいな洋楽の代表曲って感じを受けてました。1950年代の曲だと思っていましたが案外あとの時代なんですね。
Bus Stop / The Hollies (1966年)
この曲をオールディーズと言っていいのかどうかわかりませんが、古い時代の洋楽の中で1,2を争うくらい大好きな曲です。切ないと言うか、懐かしいと言うか、あの時代の良い青春の空気感を見事にパッケージしたような名曲だと思います。ビートルズほど長けていないからこそ、一瞬の輝きで出来た奇跡のような一曲だとも思います。
Time Of The Seasons / The Zombies (1969年)
「ふたりのシーズン」という邦題の昔CMでも使われていた名曲です。詳しくは名前分からないのですが、スキャットというか、あの独特のコーラを飲んだ後のような息継ぎが絶妙なアクセントをこの曲に与えていて、初めて聞いた時は「めっちゃ格好いい」と感激したりしていました。ゾンビーズって名前の割に凄くポップな曲なので、そのギャップもいいですね。MVもセクシーな曲によくあってますね。
今聴いても通用するようないい曲が多いような気がします。名曲は時代を超える、たぶん、こんな感じでクラシック音楽とか出来ていくのでしょうね。ビートルズもあと何百年もしたら今のモーツァルトやベートーベンみたいな存在になっているかもしれませんし。時代を超える名曲はそんなに多くは生まれては来ませんが、今時代を動かしている、そんな歴史的な瞬間の音楽に立ち会うことができたらラッキーだと思います。次はそろそろビートルズとかしようかな、と思ったりします。10曲は厳しいですが、ルールなので頑張ります。ではまた。