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自由な人生

column vol.1299

昨日、鳥取から戻ってきたばかりですが、今朝は山梨に向かっています。

この2週間に限って言えば、ホームグラウンドである東京・横浜ほぼいない時間を過ごしています。

パソコンWi-Fiがあれば、大抵は何とかなる職業だけに、こうしたあちこちで働く「自由」な暮らしは、ずっと理想的だと思ってきた…

…のですが、疲労困憊の今、ちょっとその気持ちが揺らいでいます…(笑)

〜ということで、今日は場所に限らず「自由な生き方・働き方」が本当に理想的かどうかについて考えてみたいと思います。

ぜひ最後までお付き合いくださいませ😊

日本でも浸透?「キャリアブレイク」

場所と共に求めたくなる自由「時間」

フレックス裁量労働制など、働く時間の自由化は広がっていますが、最近注目しているのが「キャリアブレイク」です。

〈ABEMA TV / 2024年9月21日〉

こちらは、一時的に働くことから離脱するということ。

欧米などでは一般的なようで、その過ごし方は

●旅
●留学
●自主的な挑戦
●勉強・トレーニング
●休養・療養
●出産・子育て
●家族のケア

など様々。

日本ではこれまであまり見られてこなかったスタイルですが、最近状況が変わってきているというのです。

総務省が日本の完全失業者数約188万人と、4ヵ月連続で増加したと発表する中、YouTubeなどでは「無職生活」を発信する人が増えている。

例えば、新卒で入った銀行を5年半で辞め、現在はYouTubeXで発信を続けるアカウント名・無職さんは、山奥家賃ゼロの古民家を見つけ、自由で開放的な生活を過ごす「選択的無職」を続けています。

1ヵ月の生活費は約10万円

その暮らしぶりをYouTuberとして発信しているわけで、ここまで聞くと、自らの望む生活そのものがコンテンツ(収益)になって羨ましいと思うのですが、無職さんはこのように本音を話しています。

「この暮らしを永続的にできる方法を模索している段階。お金は欲しいし、贅沢をしたいし、でも働きたくないという状態。この生き方が楽しいというより、つらいことをいかに少なくできるか。結構ディフェンシブな生き方だ。配信は時間の割に入ってくるものがないので、すごくしんどいし正直、採算が合わない

と、何だか一筋縄ではいかないご様子…

さらに、会社員としてのブランクが開ければ、その分不安も広がるでしょうし、ブレイクした時間の意味合いを求められそうですね…🤔

理想と危機の間に

同じ無職YouTuberでも、著名になると変わるのでしょうか?

「今晩泊めてください」

そんなフリップボードを両手で掲げ、毎晩「知らない人」の家に泊めさせてもらうという暮らしをしているシュラフ石田さんは、フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』で取り上げられたこともあるちょっとした有名人

〈日刊SPA / 2024年9月15日〉

一ヵ月の必要経費は交通費込みで月に3~5万円くらいと山奥暮らしの無職さんに比べて生活費がかからない上に、テレビで取り上げられたことで登録者数も伸びているようなので、こちらは黒字の匂いがプンプンします。

しかし、石田さんによると

「YouTubeの収入は、たまにすごく再生される動画があると月の出費を上回って黒字になることもありますが、基本めっちゃ赤字です(笑)。まぁ、貯金が尽きたら尽きたで、そのときに考えますよ」

と、これまた簡単にはいかないようです…

さらに、内容が内容だけに危険な夜もちょいちょい訪れるとのこと…

例えば、北海道の稚内の駅前に立った時は、泊めてくれる人がいないというよりも、そもそも駅前に人がいなく、ピンチを迎えます。

駅員さんに「ここは人がいないから無理だと思うよ」と言われ、その後、地元の飲み屋に行き泊めてくれる人を探したものの結局見つからず、その日はバイク乗りたちが利用するライダーハウスに泊まることに…

出費がかさみ手痛い夜を経験します…(涙)

さらに、一人暮らしのおばあさんの家に伺った時の体験をこのようにお話ししています。

「一人暮らしのおばちゃんの家に行った時なんですが、リビングに案内されたら『この部屋は盗聴されているから気を付けて』、『私、ストーカーもされているの』と言い始めまして……。あぁ、ちょっとお変わりになられてる方なんだなと思いつつも、お酒を飲みながらお話を聞いていたんですが、その間ずっと片手にハサミを持っているんです」

…結果、その後もずっと刃物を手に怖いことを仰ってくることもあり、身の危険を感じ、その家を後にすることに…

やはり、いくらやりたいことがあっても生きていくには苦労がつきものであるということがよく分かりますね…😅

「年180日ホテル暮らし」の仕事哲学

ではでは、冒頭にお話しした様々な場所で働くという自由な暮らしはどうでしょうか?

お手本になるのが、年間180日ほどホテルに滞在する生活を送っているジョーさんです。

マリオット、ハイアット、ヒルトン、IHGホテルズ&リゾーツ、三井不動産ホテルマネジメント、ロイヤルパークホテルズ、カンデオホテルズ、ドーミーイン──。

これら名だたるホテルチェーンの国内ホテルを全軒制覇している羨ましい生活をしているのです。

〈東洋経済オンライン / 2024年9月20日〉

ジョーさんはホテル暮らしを優先させるべく、今はフリーのウェブエンジニアとして活躍しています。

数々のホテルを巡ったジョーさんにとって、ホテル暮らしの一番の魅力

「非日常を味わえること」。

好みのデザインが施された空間で、ラウンジや温泉をゆっくりと楽しむ

自分で掃除をしなくて良いというのも嬉しいところです。

さらに、

ラウンジを無料で利用できたり、朝食が無料でついてきたり、アーリーチェックイン・レイトチェックアウトができたりとさまざまな特典がありますが、何といっても最大の魅力は部屋のアップグレードです。いちばんリーズナブルな部屋を予約していたのに、チェックインしたらスイートルームに変更されていた、ということがときどき起こるから、ホテル巡りはやめられません」

と、ヘビーユーザーならではのメリットも含め、その幸せなホテル暮らしを語っております。

本当に良いことずくめな生活ですが、一方、仕事に対しても熱き想いを抱いていらっしゃいます。

この働き方が可能なのは

「仕事先との信頼関係あってこそ」

と強調されているのです。

契約のスタート時は、仕事先に安心してもらえるように普段以上に頑張るし、気を遣う
●信頼関係ができてからも、約束は守る
連絡はこまめにする
言葉の使い方に気をつける

などなど、心を尽くし

仕事先から

「完全リモートでも問題なく仕事できる人」

と思っていただけるよう心がけているとのこと。

やはり、信頼づくりの原理原則を大切にするからこそ、理想の暮らしが成り立っている

むしろ、理想の暮らしを目指すほど、こうした姿勢が大事ということでしょう😊

よく自由と責任はセットと言いますが、改めて非常に勉強になりますね。

〜ということで、本日は「自由な人生」をテーマにお話しを進めさせていただきました。

様々な場所で自由に働くという暮らしは今も私の理想ではありますが、今一番望むこと早く週末を迎え、ゆっくりと家で休みたいということです(笑)

結局人間、何が理想よりかは、ないものを望む

そんなことを感じながら、まずは週末まで走り切りたいと思います🫡

本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました〜

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