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日本のマンガが“和”に導く

vol.145

昨日ハロウィンだったこともあり、街を歩いていると多くのコスプレイヤーを見ることができました。

そこには多くの外国人の姿もあり、日本のマンガ・アニメのキャラクターになりきっている人々を目にすると、“クールジャパン”世界に広がっていることを実感させられます。

そんな中、新しい視点をいただけたのが、テックジャーナリストの土橋克寿さん【鬼滅、進撃の「漫画思考」×テクノロジーが示す、社会課題解決への鍵とは?】という記事です。

〈Yahoo!JAPANニュース / 2024年8月13日〉

世界の人気番組ランキング「IMDb Charts Most Popular TV Shows」で、「進撃の巨人」「ワンピース」「呪術廻戦」などの日本アニメが上位ランクインし、認知度は高いものの、まだまだ世界市場全体で見ると、海外でのビジネスが成功しているとは言えない

実際、経済産業省「コンテンツ分野の海外市場規模調査」によると、海外コンテンツ市場全体の規模が約81兆円であるのに対し、日本のアニメ・漫画コンテンツ海外売上約5000億円にとどまっています。

そこで、土橋さんが外貨を稼ぐためのヒントを提示しているという内容なのですが、この記事で「なるほど!」と思った話があります。

それは、海外では単純にストーリーがウケているだけではなく、「日本の精神性」に共感が集まっているという点です。

土橋さんは、そのことについて

「日本のアニメ・漫画が世界的に人気を博している理由の一つに、作品の持つ優れたメッセージ性が挙げられる。「鬼滅の刃」では敵対者への理解「進撃の巨人」では戦争への警鐘多様性の尊重など、これらの作品は社会的に重要なテーマを扱っており、世界中の読者・視聴者の共感を呼んでいる」

と指摘しております。

日本発のディズニー型コンテンツビジネス企業を目指す株式会社ファンダム保手濱彰人会長

「『鬼滅の刃』の冨岡義勇は、悪を倒すことは倒すが、常に相手の立場に立って理解しようとします。また、『進撃の巨人』も非常に考えさせられる作品でした。重いテーマでしたが、なぜ世界から戦争がなくならないのかを理解し、多様な価値観を受け入れる姿勢を持つことを促してくれる、示唆に富んだ作品でした」

と仰っている。

確かに考えてみると、私も子どもの頃、アニメ・マンガばかり見ていましたが、自分の人生観倫理観はまさにここが土台になっていると思うのです。

少年ジャンプの作品の根底には「友情努力勝利」が貫かれていますし、ドラえもんからは、便利な道具を手に入れ欲を出すと、最後にしっぺ返しが待っていることを学びました。

そうした「人生の教科書」的な側面がある。

保手濱さんは

『ワンピース』は累計5億部程度。まだ10分の1です。日本ならではの良い思想を伝えるコンテンツとしての漫画の発行部数がもっと増えて世界中のファンに伝わっていけば、相互理解や融和という形での良い世界につながっていくと考えています」

と期待を口にされていますが、日本の精神性とは「和の精神」

そうしたマインドが世界に広げていくと、よりクールジャパンの意味合いもより深まっていくでしょう。

久しぶりに童心に戻って、マンガを読んでみたいと思いました😊

実は本日は有給休暇消化として、我が社はお休み

3連休と足して4連休を迎えています。

この連休年内ラストの連休となりますので、皆さんも良い週末をお過ごしくださいませ。

本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!

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