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「独自視点」の磨き方

vol.123

昨日、オランダのアザラシセンター24時間ライブカメラについて、視聴者が「自分ならではの視点」を競い合って、SNSに投稿しているという話をさせていただきましたが

AI時代人間にしかできない能力として期待されている1つが、この「独自視点」です。

これは「自らの視点で発見する力」

例えば、絵で雨を描く時、今では「線」で表現することは当たり前ですが、つい150年前の西洋ではそれが常識ではありませんでした。

それを今の当たり前に変えたと言われているのが、広重浮世絵

雨が線に見えるという発見が世界の常識を変え芸術表現より豊かにしたわけです😊

この発見の力日々磨いている職業の1つが、芸人さんでしょう。

日常の中で常に面白いことに目を見張り、それをネタにする。

よく「エピソードトークのために、普段しないようなことを経験する」という話を耳にすることがあります。

そうこうトレーニングを積み重ねているうちに、ほとんどの人が普通に思っているけど「よくよく考えてみると、面白いことじゃない?」という一歩深みのある見方ができるようになる。

さらには、「上手く表現していけば面白くなる」という見方も生まれるわけです。

まさに、芸人さん「見方のプロフェッショナル」

だからこそ人を惹きつけるのでしょう。

最近そうした「優れた見方」人気を博している芸人さんがいます。

YouTube「どうでもいい日常」ニュース番組風に紹介するわっきゃいさんです。

〈ねとらぼ / 2024年8月14日〉

本物のニュース番組と見間違うようなテロップ字幕をつけた画面とともに何気ない日常を読み上げる動画シリーズを投稿。

「新しい私服を購入した」
「為替投資で65円儲かった」
「最寄り駅までの最速到達記録を更新した」

など、「ニュースにもならない内容」なのですが、アナウンサー風の口調で淡々と読み上げるギャップが効いており、内容がくだらなければくだらないほど面白いという状況を生み出しています。

〈わっきゃい氏 / YouTubeチャンネル〉

これもまさに発見の力

そして、そこから膨らませる想像力があってこそ発見の視点も多彩になっていく。

これは料理で考えると分かりやすいかもしれません。

食材を選ぶ時(インプット)、つくる料理(アウトプット)を考えながら、探すでしょう。

つまり、アウトプットを想像しながら、日常を見ることも「発見する力(独自視点)」を磨くことになる。

これは、どの職業も同じ何気ない日常のシーンの中から、自社のビジネスにとっての新しい種を探すことが大切です。

私もマーケティング業界に入り、先輩から「遊んでいても、2つのある目のうちの1つプロの目で見なさい」と教えられてきました。

独自視点にますます価値が高まるこれからの時代は、ぜひとも磨き続けたい力です。

noteでも、その力が披露できるよう努めながら、本日は筆を置きたいと思います。

今日は花金〜

皆さん、良い週末をお過ごしくださいませ😊

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