「パ」は無双なり
vol.79
一昨日、アップした【“やさしさ” 生まれのビジネス発想】を2名のnoterさんにご紹介いただき
さらにコメント欄でも、皆さん「夜のパン屋さん」についてお言葉くださいましたので、今日は「パン」にちなんだ話をしたいと思います。
当社ではパンマルシェを運営する機会があるのですが、開催する度にたくさんのお客さんに来ていただいています。
では、人気の正体は何なのか?
個人的に、その要因の1つに「名前」を挙げたいと思っています。
なぜなら、「パ」が入っているからです。
パは破裂音と呼ばれ、明るいイメージを与えると言われています。
他にも、関西大学文学部准教授の熊谷学而先生によると
と仰っています。
〈読売新聞 / 2024年3月18日〉
熊谷先生が行った調査によると
という名前のうち、パ行が含まれているものとその他の子音とを比べたところ、「パ行がカワイイ」という回答が全体の約80%にも上ったとのこと。
実は「パ行」は上唇と下唇を閉じて開いたときに音が出る両唇音なのですが、これは幼児語に多く、「パパ」「ママ」など、赤ちゃんが最初に獲得しやすい言葉と言われています。
この「パ」「マ」などの両唇音を調べた調査でも、約75%の人が「カワイイ」と回答。
破裂音、両唇音という観点から、「パ」は自然と日本語の中で活用されてきたと熊谷先生は指摘されています。
そして、この「h→p」変換されたニックネームを持つタレントが「ぱるる」です。
そうです、元AKBの島崎遥香さん。
本当は「はるか」なので「はるる」ですよね?
でも「はるる」だと、何か物足りない感じがしませんか…?
やはり「ぱるる」の方が明るくて、カワイイ印象になる気がします。
「ジャパン」もそうですね。
「ジャハン」だと、何だかちょっと弱い…
パンも「ハン」だったら今ほどの人気はなかったかもしれませんね…
そう考えると、「ごはん」も「ごぱん」だった方が人気が出たのだろうか……?
などなど、ちょっとネーミングを考えるきっかけになりますね😊
ちなみに、「ワンワン」「ニャンニャン」など「繰り返し」もカワイイ印象を与えやすいとのこと。
そうした観点から、熊谷先生は最強ネーミングに
を挙げていらっしゃいます。
「両唇音」と「繰り返し」のハーモニー。
確かに可愛さ120点ですね。
ぜひ、皆さんもネーミングやニックネームも考える時の参考にぜひご活用くださいませ〜
ちなみに余談ですが、以前、note仲間のスギオカカズキさんが「れ」という言葉に魅了されているという話を受けて
私も何か一文字で何か記事を書きたいと思って選んだのが「パ」でした。
【「パ」はビジネスのヒントなり】
…私も知らぬ間に「パ」に魅了されている一人なのかもしれません…(汗)
パには不思議な力がありますね🤔