「行動力」の正体
vol.141
ビジネスの現場で、よく聞くセリフかと思います。
…しかし、そうは言うけれど…、失敗は怖い…
なかなか勇気が出ないという人は多いかと思います。
そんな方に聞いていただきたいのが、北の達人コーポレーション社長、木下勝寿さんの話です。
〈DIAMOND online / 2024年10月20日〉
木下さんといえば、同社を設立10年で上場させ、16年以降の4年間で売り上げを約5倍、営業利益を約7倍になるまで急成長させた、まさに敏腕経営者。
そんな木下さんは、「すぐ行動力する」とは「すぐ調べるために行動する」ことだと訴えています。
つまり、徹底的に調べることが大事ということ。
もっと言えば、「ちゃんとチャレンジできるための勝算をつける」ことということです。
その想いは幻冬舎の箕輪厚介さんも同じで、ラーメン屋を開業する際、ラーメン店経営に詳しい人に会いまくって、徹底的に話を聞いたとのこと。
そうして人気店を生み出したわけです。
やはり、行動力の本質が、しっかりと情報を集め、十分に勝算が見込める仮説を立てることにあり、「動きたくて仕方がない状態」を自らつくることにあると言えます。
もちろん、十分に勝算を見出しても、絶対はないので、その場合はアジャイル型で修正しながら進めていく。
それも、様々なパターンがあることを知った上でないとできないので、やはり徹底的に調べることは大切でしょう。
一方、会社において、「部下が調べてばかりでなかなか行動に移さない」という悩みを抱えている上司の方にお会いすることがあります。
しかし、それは木下さんの言葉を借りるなら、「やらなくて良い理由探し」をしている状態。
この場合は、本人が自律的に動けるための意義を明確にすること、つまり動機づくりが肝要になるでしょう。
〜というように、「すぐに行動」という言葉にも様々な話が入り組んでいます。
自分の(相手の)にとって「必要な行動」とは何なのかを整理することで、次に踏み出す一歩が生まれてくる。
「行動力がない」と感じたら、思い出していただきたい話です😊
本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!
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