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雑談の達人

vol.139

会話上手ビジネスのみならず、人生を豊かにしてくれますが、苦手だと感じている方も多いことでしょう。

人材派遣を行っている株式会社R&Gが、会話の苦手な社会人498人を対象に「会話が苦手な理由に関する意識調査」を実施。

その理由を明らかにしたのですが、その理由の1位「話題がない」からだったそうです。

〈PRTIMES / 2024年7月10日〉

株式会社R&G / 「会話が苦手な理由に関する意識調査」

他の理由も併せて考えていくと、恐らく1位の「話題」というのは相手を楽しませる自信があるネタという意味なのでしょう。

本屋にいけば雑談に困らないためのネタ本なども売られていますが、

40年にわたってコミュニケーションの研究を続けてきた明治大学文学部教授の齋藤孝先生は、with online【雑談は無駄なのか? 「ビジネスの場では仕事以外の話はしない」人が見落としている“肝心なこと”】という記事の中で雑談はネタではないと語っていらっしゃいます。

〈with online / 2024年9月24日〉

齋藤先生は前提として

「ビジネスの場での雑談は、その人と付き合ってよいかどうかを判断する「リトマス試験紙」のようなものでもあります。 営業トークは流暢(りゅうちょう)でも、雑談を振ったときの話し方や表情から、「感じが悪い」「社会性がない」ということが見えてきて、「この人は信用できない」「お付き合いを見合わせたい」と判断されることだってあります」。

と仰っているのですが、…恐らく、雑談が苦手な方からすると、暗くなってしまうような話なのではないでしょうか…?

一方で、大切なのは良い話題を提供すること以上に

「相手に関心を示すこと」

だと、先生はアドバイスされています。

相手が話す言葉から、感情意味を的確に受け止め、リアクションしていく。

それには相手への関心がなければできません

いわゆる「会話は聞くことが大事」という話なのですが、世の中、「聞くだけでOK」と思っている方も少なからずいらっしゃいます。

話を振ってくれ、「うん、うん、うん」と気持ち良い相槌を打ってくれるのですが、「多分、別のことを考えているんだろうな」ということがヒシヒシと伝わってくる…(笑)

結局のところ、人間関係を良好にしていきたいから雑談をするわけですが、会話はあくまでも手段なわけです。

大切なのは関心であり、言い換えれば「好奇心」

好奇心の原動力は、「自分の見識を広げたい」という知的欲求から生まれます。

当然、知的欲求が高い人成功者は多い。

〜というように、人への関心自分の欲求が重なっている人は傾聴力が高く人からも愛されている

雑談という切り口で考えても、いかに人間「好奇心を育むこと」が大事かということが見えてきますね〜

ちなみに、好奇心を育むヒントを書いた比較的最近の記事はこちらです。

好奇心が持てないと悩んでいる方は、ぜひ一読いただければ幸いです🙇🏻

本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!


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