![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/149703213/rectangle_large_type_2_3c657c3f24237ad75c9c260c9834c915.jpeg?width=1200)
「あんなゆめ」が現実に
column vol.1259
こんなこといいな できたらいいなあんなゆめ こんなゆめ いっぱいあるけど〜♪
お馴染みの『ドラえもんのうた』の歌詞ですが、今までは「夢」だったことがテクノロジーの急速な進化によって現実になることが増えています。
そして最近では、自ら夢想したことをカタチできるという事例も見られるようになりました。
最近メディアを賑わせたのが、NTTグループが手掛けるAIサービス「架空商品モール」ではないでしょうか?
〈FNNプライムオンライン / 2024年7月25日〉
他にも興味深い事例がありますので、本日は併せてご紹介させていただきます。
ぜひ最後までお付き合いくださいませ😊
AIがあなたが望む新商品を開発
「架空商品モール」 はユーザー(消費者)がチャットに書き込んだ「こんな商品があったら…」という希望を、生成AIが企業の持つ技術をもとにして架空の商品イメージをつくり、サイトに掲載。
例えば、
旅行帰りでくったくたに疲れているとき、キャリーバッグのタイヤをふく手間を軽減してくれる、タイヤ部分から外せるキャリーバッグ
というような感じです。
アイデア提供者はチャット形式でAIの質問に答えながら、自身の属性や趣味、悩み事や希望などを入力。
あとは生成AIにお任せできるので、簡単に提案することができます。
そしてアイデアを実現できるメーカーが実際の商品として発売するという仕組みなのです。
このプラットフォームの良いところは需要を予測できるところ。
架空の商品に対して、「欲しい」と思った他のユーザーが投票や評価をくれる仕組みなので、メーカー側は反応を見て、商品化に乗り出すかどうか判断できます。
開発を手掛けるNTT DXパートナーの朴在文さんは
「開発期間とコストを1年以上かけてやってきたのにもかかわらず、まったく売れないという悩みは非常に多く聞いていたので、『架空商品』でも、需要がしっかりと可視化できるような状態を目指せるのであれば、そこは経営者にとって投資を後押しする非常に大事なところかなと。新商品開発を成功体験へと変える、このためのサービスだと考えている」
と活用のメリットを解説されています。
アイデアを提供したユーザーも、採用されると数十万円程度の報酬が貰える予定とのことで、ダブルで嬉しいですね😊
手にしたい“キャラ”が目の前に
「欲しいをカタチに」という点で、もう1つ注目したのがバンダイナムコの3Dプリントサービス「ASOBI STORE LABO(アソビストアラボ)」。
こちらは、同社のデジタル資産を活用し、ユーザーが選択したデータを3Dプリンターでフィギュアとして出力、購入することができるというサービスとなります。
〈CNET Japan / 2024年7月31日〉
ASOBI STORE LABO は年間400以上のIP(キャラクターなどの知的財産)を取り扱う同社グループに蓄積された膨大なデジタルデータを、ファンのために活用していきたいという社員の思いから誕生。
ファンとIPの思い出のデジタルデータを、リアルな商品として提供していくことを目指しており、同社が運営している公式エンタメコマースサイト「ASOBI STORE」を通じて今月23日から提供されます。
第1弾として「アイドルマスター ミリオンライブ!」のアイドル39名(全84パターン)のフィギュア作成が可能に。
詳細は23日から開催する「アイドルマスター ミリオンライブ!展 〜Crossing Our MILLION LIKE!〜」にて発表予定としています。
ちなみに、この企画は「新規事業創出」「人材育成」「チャレンジしやすい風土の醸成」を目的とした取り組みである「新規事業創出チャレンジプログラム」から初めて事業化された施策。
社員にとっての「あったらいいな」「できたらいいな」を実現しているという点でも非常に素晴らしい取り組みだと思いました😊
宇宙時代の希望の星に!?
3Dプリンターということで言えば、これから本格的に始まる宇宙時代に注目のトピックがあります。
サイエンスニュースサイト「Phys.org」の情報によると、カリフォルニア大学の学生研究チームが「Virgin Galactic 07 ミッション」の一環として「SpaceCAL」と名付けられた微小重力3Dプリンターを開発したというのです。
〈TABI LABO / 2024年7月27日〉
その名の通り、微小重力の中でも機能するため、例えば宇宙空間において、宇宙飛行士がオンデマンドで素早くパーツをプリントできます。
そのスピードは驚異的で、わずか20秒でパーツを作成できるとのこと。
この高性能3Dプリンターがあることで、長期間の宇宙ミッションに何千ものスペアパーツを持ち込む必要性をなくす可能性があるわけで、かなりのお役立ちアイテムになるでしょう。
ちなみにSpaceCALは、宇宙船のパーツに限らず歯の詰めものや差し歯、さらには皮膚移植など個人にパーソナライズしたものまで作成可能らしいのです。
将来的には人間の臓器をつくり出すことも目指しており、実現すれば宇宙船の修復だけでなく乗組員の治療にも活用できます。
こちらも今後の展開が非常に楽しみですね😊
〜ということで、本日は【「あんなゆめ」が現実に】と題して、ワクワクするような新テクノロジーのトピックスをご紹介させていただきました。
私の「あんなゆめ」を1つご紹介させていただくと、やはり「ポイポイカプセル」でしょうか。
小さく軽いカプセルを投げると、バイクや飛行機、家具家電付きの家が瞬時に出現するというマンガ『ドラゴンボール』のお馴染みアイテムです。
そして、アドレスホッパーとして暮らす。
最高の生活です😊
本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!