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実り多き「運動会」

column vol.1297

昨日は「風通しの良い会社づくり」についてお話ししましたが

最近、個人的に注目しているのが「会社の運動会」です。

義父に聞いても「昔はどこの企業もやってたよ」と言うぐらい昭和の時代当たり前の光景だったようですが、私が社会に出た平成の世は、すっかり過去のものに。

しかし、この令和の時代になってからは、徐々に会社の運動会が復活しているというのです。

以前、【令和の「新人育成」とは?】でもご紹介いたしましたが、パナソニックでは若手同士のヨコのつながりを深めるために運動会を実施。

一定の成果を出しています。

もちろん、若手社員といってもマチマチですが、コロナ禍で人付き合いができなかったこともあり、運動会にポジティブな人たちもまぁまぁいるそうです😊

〜ということで、本日は令和の運動会事情についてお話ししたいと思います。

ぜひ最後までお付き合いくださいませ。


参加して良かった「83.8%」

イベントプロデュース事業を行う株式会社グローバルプロデュースが、自社の企業運動会に参加した経験を持つ会社員111名を対象に、​​企業運動会の効果に関する実態調査を実施。

〈PRTIMES / 2024年7月3日〉

「企業運動会に参加してみて、どのように感じましたか」という質問に対し、

●非常に良かった…33.3%
●やや良かった…50.5%

という回答に。

合わせて83.8%の人が良かったと感じています。

では、どんな所に「仕事への効果」を感じているのかと言いますと

●チームワークが良くなった…55.9%
●仕事のモチベーションが上がった…42.3%
●会議の生産性が向上した…40.5%

という回答が上位に挙げられています。

株式会社グローバルプロデュース

また、「企業運動会が良かったと感じる理由について教えてください」という質問については

●同僚や上司の仕事中とは違う一面が見ることができたから…60.2%
●普段話さない人とも話すことができたから…47.3%
●リフレッシュできたから…45.2%

という回答が上位に。

株式会社グローバルプロデュース

特に、日常業務では見ることのできない同僚や上司の一面を見ることが、人間関係を深める要因となっているようです😊

企業運動会は、社内コミュニケーションの活性化、そしてチームワークの向上につながり、最終的には仕事の生産性向上に寄与する可能性が。

レクリエーションとしての要素だけではなく、社員のモチベーション向上企業文化の強化に貢献し、より効率的で生産的な職場環境を創出することが期待できるのです。

運営を代行する企業も

…とはいえ、運動会を運営するとは大変でしょう…

そんな時、頼りになるのが代行してくれる会社です。

社内運動会を企画運営している株式会社運動会屋は、企画から運営までトータルに運動会の実施をサポート

〈スタジオパーソル / 2024年9月25日〉

実施希望の企業との打ち合わせを始め、競技の企画会場選定お弁当移動手段手配などを行ってくれます。

当日も会場設営、バスの誘導、司会進行、音響、カメラなど、ありとあらゆる仕事を担当。

依頼する業種・業態・規模は様々で、例えば日本を代表する数千人規模のメーカーから、IT企業銀行病院数十人規模のヘアサロンまで、本当にいろいろな会社から声をかけられているそうです。

もちろん、自治体学校からの依頼も。

コロナによる行動制限が解除されてからのこの1年は、大掛かりなものが増えてきているそうで、参加者が1,000人を超えることもあるとのこと。

依頼の件数も右肩上がりで増え、現在は年間200件以上の運動会を支援。

こうした数字からも、運動会需要は堅調だと言えるでしょう。

面白いと思ったのが、企業によって競技内容をオーダーメイドしていること。

銀行なら「お札数え競争」美容院なら「編み込み競争」など、会社の特徴に応じた独自競技を提案し開発することもあるのです。

…しかし、運動会は運動神経や年齢によって、楽しめる人楽しめない人がいるかと思います…

それについては、株式会社運動会屋代表の米司隆明さん

「運動会といえば徒競走リレーなどスポーツ的な競技も多く、それが『苦手』という方も多いので、社内運動会では『皆で協力して楽しく競争すること』をベースに競技を組み立てています。また、応援すると雰囲気が良くなるので、スタッフが率先して声を出して促しています。そして、想像以上に盛り上がるのが、役員クラスの”雲の上”と思われている方々に率先して参加してもらうことです。意外と仮装などもノリノリで引き受けてくださるんですよ」

とコメント。

先ほどの株式会社グローバルプロデュースの調査にも通じますが、上司側からしても運動会は普段見せられない(見せにくい)面を見せられる絶好の機会。

運動会といえど、あくまでも「楽しい交流会」ということをしっかり軸に据えたら、誰もが楽しめる内容になるのかもしれませんね😊

シャウトしながらワイワイ楽しむ

「楽しい」ということで、1つ取り上げたいのが、企業のシステム開発支援などを手がける「アルトワイズ」の事例です。

同社では千葉県にあるグランピング施設1泊2日の社員旅行を実施。

その1つのプログラムの中で、夜の廃校舎を舞台にした「サバイバルゲーム(サバゲー)」を行いました。

〈AERA.dot / 2024年9月23日〉

サバゲーとは、主に銃を模したエアガンを使って撃ち合って遊ぶシューティングゲーム

同社では、光線銃を手にチーム戦を行ったようです。

代表取締役社長の向井崇泰さん

「社員それぞれ、“心の化粧”がとれた素顔が垣間見えた気がします。いつも真面目に仕事をしている人がシャウトして走り回ったり、先陣を切った女性陣がスライディングをしてコケたり。社長の私はみんなから狙われて、『そっち行ったぞ!』なんて集中攻撃に遭いました(笑)。あまりに楽しかったので、社員に『来週も行きたいね』と言ったら、『僕は明日行きたいっす』と。いい社員旅行になったなと安心しました」

と手応えを語っており、「シャウト」という描写から、相当盛り上がったんだろうと感じます(笑)

社員旅行委員会メンバーの一人である吉田瑞希さん

今まで“えらい人”という認識しかなかった上の立場の方々を、困った時に相談できるお父さんみたいに感じるようになりました」

とコメント。

やはり、遊びに勝る交流はないですね。

当社でも社員旅行に行ける業績になってくれば、必ずや社員みんなが楽しめる企画を考えていく予定です。

そのために、まずはしっかりと売り上げを上げていく。

そして、普段の中から楽しく、交流しながら仕事をしていきたいと思います🫡

本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。

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