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クリスマスで知る“DIY需要”

vol.1343

あっという間に12月半分が過ぎようとしています…(汗)

2024年が終わるのは名残惜しいですが、12月後半にはクリスマス大晦日など、楽しいイベントが目白押しです。

ちなみに皆さんは、クリスマスケーキの注文は終わりましたか?

私は横浜を中心に神奈川に展開しているプチ・フルールという洋菓子店のコンサルをしているのですが、このお店のケーキ、非常に美味しいですよ〜(笑)

〈プチ・フルール / Webサイト〉

と!

宣伝はここまでにしておいて、昨今はクリスマスケーキにある特徴が見られています。

キーワードは「DIY」です。

〈ITmediaビジネスオンライン /2024年12月6日〉

一体どういうことなのか?

ぜひ最後までお付き合いくださいませ😊


「シンプル過ぎる」ケーキに注目

DIYケーキの1つとして注目されているのが、ローソンシンプル過ぎるケーキ。

まずは、その姿をご覧くださいませ。

ITmediaビジネスオンライン

おおお…、シンプル過ぎる…

想像以上に真っ白です…

実はこちらのケーキ、お客さん自身がトッピングを買って飾り付けを楽しめる商品。

なぜDIYを打ち出しているかというと、今年のクリスマス24日火曜日25日水曜日と、5年ぶり平日になるから。

多くの人たち週末を使ってクリスマスケーキをつくるだろうとローソンは分析したのです。

実はこのシンプルケーキは、昨年も打ち出して成功を収めています。

その理由の1つは、

「イチゴが苦手」
「イチゴアレルギーがある」

といった要望があるお客さんが多かったこと。

そして、もう1つはモノよりも経験・体験に重きが置かれる「コト消費」が広がっていること。

お子さんのいらっしゃる家庭友人同士をターゲットに、飾り付けのプロセスから楽しめる商品として好評だったのです。

そこで2024年版は、さらにアップデートして販売。

昨年は味付けにお酒を使っていたのですが、小さなお子さんのいる家庭からの要望を受け、今年不使用に。

より幅広い層に訴求していこうとしています。

さらに、嬉しいのがコスト面です。

トッピングを減らした分、価格もホールケーキとして低めの2560円に抑えることができています。

ほかにもローソンの人気スイーツ「プレミアムロールケーキ」クリスマス版(2400円)も用意。

ITmediaビジネスオンライン

それを通常のプレミアムロールケーキと組み合わせながらアレンジすると、こんな仕上がりになるのです。

ITmediaビジネスオンライン

こちらは一例ですが、食べる前の準備も楽しめる商品というのは魅力的ですね。

「10代女子が選ぶ流行ったコト」1位は?

こうしたニーズは、特に若い世代で顕著なようです。

例えばマイナビ「10代女子が選ぶ流行ったコト」ランキングの1位「焼きポンデづくり」

これはミスタードーナツの定番商品「ポン・デ・リング」フライパンで焼くアレンジレシピのこと。

〈日本経済新聞 / 2024年12月13日〉

焼くだけという簡単なアレンジなのに、別の食感が生まれるほか、誰でも手軽に簡単にできることでSNSで一気に広がりました

流行ったコト2位も食品アレンジで「氷タンフルづくり」

韓国語フルーツあめを意味する「タンフル」が派生したもので、冷凍フルーツを氷水に入れるだけでアレンジになる「氷タンフル」が話題に。

こうした傾向は、Z総研のランキングでも明らかになっています。

「流行った食べ物・飲み物」ではアサイーボウル1位

そして2位グリークヨーグルト3位麻辣湯マーラータンも含め、アレンジ可能な食品がランクインしているのです。

顧客の手で完成するのがカギ

ただ、こうしたアレンジをしたいと思う気持ちは、トレンドというよりも普遍的なものであると思っています。

例えば、子どもの頃、カルピスはなるべくなら原液タイプの方が、自分で濃さを調節できて好きでした。

ちなみにカルピスでいえば、さまざまなアレンジレシピが生まれています。

キナリノ

フルーツ入りのアイスキャンデーをつくってみたり。

キナリノ

カクテルをつくってみたり。

シンプルに他のジュースと割ることもあるでしょう。

ちなみに日清カップヌードルは、自社サイトで積極的にアレンジレシピを発信しています。

〈日清 / Webサイト〉

日清

謎肉たっぷりのチャーハン

日清

謎肉たっぷりのピーマン詰め

サイトを見ると、謎肉推しになっていてなのですが(笑)、やはりアレンジ需要というのは強い

料理をやらない方も、ラーメン屋トッピングや、麺の硬さ・油・濃さ選べることだったり、カレー屋辛さが選べたり自分好みに完成できる余白があるものは人気が高いと言えるでしょう。

そして今の世はアレンジに凝れば凝るほどSNSなどで自分の作品として発信できる

そうした環境の変化もアレンジがフューチャーされる要因となっています。

〜ということで、○○○○ですね。

と、いつもなら、まとめの言葉を書くのですが、今日は皆さんにとって最適だと思う一文を頭に浮かべて、締め括ってくださいませ!

いやいや、面倒臭いのでやめておきましょう〜(笑)

本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!

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