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「子育て4.0時代」を考える

vol.130

昨日、スウェーデン「スクリーンタイム目標」についてお話ししましたが

もう1つ、最近驚いた同国の政策があります。

それは今年7月より、何と!

祖父母の育児休暇を導入する法律が施行されたのです…(驚)

〈ELEMENT / 2024年8月26日〉

これにより、子どもが1歳になるまでの最大3ヵ間祖父母が有給で育児休暇を取れるようになりました。

もう少し詳しく言うと、両親は育児休暇手当の一部を、祖父母に譲渡することができる仕組みになっていまして、

基本的には最大45日間なのですが、親がシングルの場合は、最大90日間を譲渡できます。

さらに言えば、すでに年金生活をしている方でも育児休暇を譲渡できるのです。

(ただし、その場合は新しく仕事を探したり、大学に在籍したりすることは不可とのこと)

1974年世界で初めて男性も取得できる育児休業制度を導入したスウェーデンらしい新たな一手です。

ELEMENTの記事を執筆した岡島真琴さん

「今回の祖父母が育児休暇を取得できる新法の導入は、子育てを家庭内の問題ではなく、社会や政治の問題として取り組む姿勢の表れであるともいえる。このような先進的な事例によって、育児のように目に見えない部分の多い「ケア労働」に、さらに光が当てられていくことを期待したい」

と仰っておりますが、まさに仰る通りですね。

日本では、「子育て3.0」という言葉が広がっているように、夫婦で協力しながら子どもを育てるというフェーズに入ってきています。

●1.0…主に母親中心の育児
●2.0…主に女性が社会に出ながらも制度を利用して育児と仕事を両立
●3.0…夫婦で力を合わせた育児

さらに進んでいる親御さんは、祖父母地域を巻き込みながら育児を行う4.0に進化しているケースも見られます。

夫婦で協力し合ってといっても、お互いに働きながらでは大変でしょう。

岡島さんが仰る「子育てを家庭内の問題ではなく、社会や政治の問題として取り組む」社会へのヒントになりますね😊

もちろん、日本とスウェーデンでは社会の仕組みが違います

ただ、こうしたことを参考にしながら、より最適な子育てのカタチを模索できたら良いですね。

本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!



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