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読書習慣化のためにやったこととその効果

私はここ最近、本を読む習慣から離れてしまっていました。
子育てや仕事に追われる日々を言い訳にして、「自分の時間」と向き合う瞬間もなく、いつの間にか読書は遠い存在になっていました。

しかし、ある日ふと日々に追われるだけで成長のない自分に気がつきました。「もっと自分を豊かにしたい」「新しい視点を取り入れて、毎日をより充実させたい」という思いが芽生え、読書を習慣化する決意を固めました。

そうして始まったのが、2児の育児と仕事の両立という忙しい現実の中で、少しずつ読書の時間を確保し、毎日少しずつでも本を手にするという挑戦でした。

読書習慣を始めたきっかけとその背景

家庭を持つ前は、食事をとることも忘れるほど読書に没頭することがあったほど、読書や本が大好きでした。毎週のように本屋に立ち寄って、興味がある本を数冊手に取り、家に帰るまで待ちきれずに近くのカフェに寄って、食いつくように本を読んだりもしていました。大好きで大切にしてきたはずの読書からこれほど距離を置いてしまったことに気づき、ショックでした。

そんな私が読書から離れてしまったのは、常に時間に追われ、家事や育児、仕事のタスクに追われていたからです。ふと気づいたのは、自分の内面に刺激を与えるものが不足していることでした。

特に仕事や家事では、毎日のルーチンを可能な限り効率化することに努めてきましたが、同時にどこか退屈で、日々の中で自分自身の成長を感じにくくしているような気がしていたのです。
そこで、少しでも自分を豊かにするための方法を模索し、もう一度読書を習慣にしてみようと決意しました。

「でも、どうやって?」という疑問はすぐに湧いてきました。子どもたちの世話や仕事の合間に、どうやって読書の時間を見つけるのか。そこで、自分なりのルールと仕組みを作ることにしました。

時間と場所を決める

まずは、毎日読書に充てる「時間」と「場所」を明確に決めることにしました。忙しい中でも、少しでも自分だけの時間を作るために、毎朝のルーチンの一部として「読書タイム」を設定しました。

具体的には、子どもたちが起きる前の、静かな時間帯にリビングの一角で読書をすることにしたのです。
朝の静寂の中で、暖かい光が差し込む窓辺の席は、まるで小さな読書の聖域のように感じられました。

また、夜も同様に、就寝前のひとときを「読書タイム」として確保しています。子どもたちが眠りについた後、仕事の整理や家事が落ち着いた時に、ふと立ち止まって本に目を通すことで、日中の喧騒から心を解放することができました。

こうしたルーチンを作ることで、無理なく読書を日常の一部に組み込むことができたのです。


コーヒーを淹れることが「合図」に

さらに、私が読書を習慣化する上で大切にしているのが、ある「行動の合図」です。

私の場合、その合図は「コーヒーを淹れること」。
朝起きてまずは一杯のコーヒーを丁寧に淹れる時間は、ただのカフェイン摂取のためだけでなく、今日の始まりを告げる儀式のようなものとなりました。
香り高いコーヒーを淹れると、その瞬間に「そろそろ今日の読書タイムだ」という意識が自然と生まれ、本を手に取る準備が整います。

コーヒーを淹れるその一連の動作は、私にとって「読書への入り口」であり、心と身体をリラックスさせる大切な儀式になりました。
子育てや仕事で忙しい日々の中で、ほんの数分のこの時間が、私にとってはかけがえのないリセットの瞬間となっています。

毎日の読書とその効果

読書習慣を始めてから、半年が経過しました。
最初はこの慌ただしい日々の中で「本を読む時間なんて本当に取れるのか」という不安もありましたが、日々少しずつでも続けることで、自然と習慣として定着していきました。
たとえ短い時間であっても、毎日決まった場所で、決まった行動の合図と共に本に向き合うことで、読み進めるペースも確実に上がっていったのです。

読書をするたびに、私はさまざまな知識や視点に触れることができ、自分自身の考え方や行動に小さな変化が生まれるのを感じています。
たとえば、ビジネス書を読んだ日には、その内容から得たアイデアをその日の仕事に活かすための具体的なアクションプランを立て、実行に移すようにしています。
自己啓発書やエッセイからは、自分自身を振り返る機会を得たり、家族とのコミュニケーションの中で新しい発見があったりするなど、読書は私の日常に多大な影響を与えてくれています。

また、読書で得られた知見やその時感じたことを妻に話すようにしています。これにより、妻とのコミュニケーションが増えたり、妻から新しいアイデアをもらえたり、本の内容の要約や考えをまとめることの助けになっています。

実際に、読書によって得た知見をその日の行動に反映させることを自分のルールとしているため、毎日の読書は単なる知識のインプットに留まらず、「今日何をするか」という具体的なアウトプットへと繋がっています。
読んだ内容をメモにまとめたり、家族と共有したりすることで、学びを実践へと変換するプロセスが生まれ、自己成長のサイクルを実感できるようになりました。

子育てと仕事の合間に見つけた自分だけの時間

忙しい日々の中で、2児の育児と仕事をこなすのは決して楽なことではありません。
しかし、読書を取り入れることで、少しでも自分自身のための時間を持つことができ、精神的なリフレッシュにも大いに役立っています。
子どもたちが笑いながら遊んでいる姿や、家族が一丸となって過ごす時間も大切ですが、その中で自分の内面に向き合う瞬間は、日々の忙しさを乗り越えるための大切なエネルギー源となっています。

また、読書を通じて学んだことを日常生活に活かすことで、育児や仕事においても新たな発見がありました。
例えば、コミュニケーションの方法や時間の使い方、さらにはストレスマネジメントについての知識は、家庭内の雰囲気を改善し、職場での効率も向上させるきっかけとなっています。
読書は、私にとって単なる趣味ではなく、日々の生活全体をより良くするための「自己改革ツール」へと進化しているのです。

挫折と成功の中で見えた変化

もちろん、全てが順調に進んでいるわけではありません。
忙しい日々の中で、どうしても読書の時間が取れない日もあれば、つい気持ちが折れてしまいそうになる瞬間もありました。
しかし、その度に「今日の一杯のコーヒーを淹れる」という行動が、再び私を読書の世界へと引き戻してくれました。
小さな成功体験を積み重ねることで、次第に「読書は自分にとって必要な時間だ」という意識が根付き、挫折しそうな瞬間にも自分を取り戻す力となりました。

また、読書の内容を日々の行動に反映させるという自分なりのルールは、たとえ短い時間であっても「今日一日、何か一つ新しいことにチャレンジする」という意識を持たせてくれます。
そうすることで、日々の生活が少しずつ色づいていき、忙しい中でも自分らしさを見失わないための大切な基盤となっています。

読書がもたらす未来への展望

この半年間、読書習慣を続けることで、私は自分自身がどれだけ変わったのかを実感しています。
かつては本を開くことさえ億劫だった私が、今では毎朝の一杯のコーヒーと共にページをめくり、新しい知識と出会う喜びを感じるようになりました。
育児と仕事という忙しさの中でも、ほんの少しの読書の時間が、心のゆとりや新たなアイデアをもたらし、毎日をより充実したものにしてくれるのです。

これからも、読書を通じて得た知識やアイデアを、日々の行動に反映させるというルールを守り続け、さらなる自己成長を目指していきたいと思います。
そして、もし同じように忙しい日々を送っている方がいれば、ぜひ一度「自分のための読書時間」を見つけてみてほしいと思います。
小さな一歩が、やがて大きな変化を生むことを、私は身をもって体験しています。

読書習慣を取り入れることは決して簡単なことではありません。
しかし、毎日少しずつでも本に向き合い、たとえその時間がわずかでも、心に栄養を与えることは、忙しい現代人にとって必要不可欠な「自己投資」だと感じています。
たった半年という短い期間であっても、私の中に確実な変化が現れていることを実感でき、今後もこの習慣を続けることで、もっと豊かな人生を送れるのではないかと期待しています。

終わりに

本を読む習慣から長らく離れてしまった私が、2児の育児と仕事の合間に読書の時間を確保し、毎日のルーチンとして続けることができたのは、「時間と場所を決める」「コーヒーを淹れるという行動を合図にする」「読んだ本の内容から具体的な行動を起こす」という自分なりの工夫があったからです。
これらの仕組みが、忙しい毎日の中でも私を読書の世界に引き戻し、自己成長を促す大きな原動力となっています。

もし、あなたも日々の忙しさに追われ、自分の内面と向き合う時間がなかなか取れないと感じているなら、ぜひ一度「読書習慣」を試してみてください。
最初は小さな一歩かもしれませんが、その積み重ねがやがて大きな変化をもたらし、あなたの人生に新たな視点と活力を与えてくれるはずです。
私自身の経験が、少しでもあなたの背中を押すきっかけになれば嬉しいです。

これからも、日々の一杯のコーヒーとともに、本のページをめくりながら、自分自身の成長と家族の笑顔を大切にしていきたいと思います。
読書習慣がもたらす小さな革命が、あなたの日常にも素敵な変化を運んでくれることを願って。


以上、私の読書習慣化の体験談でした。
忙しい毎日でも、ほんの少しの工夫で自分だけの時間を創り出し、知識と感動を積み重ねることができる。そのことを改めて実感しています。
皆さんもぜひ、自分なりの方法で「読書」という新たな習慣を取り入れてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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