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ティム・クック氏の素晴らしいスピーチ

こんにちは。たつ/日本一の教育者を目指して と申します。
スティーブ・ジョブズ氏のことは誰もがご存知だと思います。しかし、ティム・クック氏のことをご存知の方は少ないのではないでしょうか。私も少し前まで存じ上げていませんでした。今日はそんなティム・クック氏について、そして彼の素晴らしいスピーチについて紹介したいと思います。

まずは、スティーブ・ジョブズ氏について紹介したいと思います。

【スティーブ・ジョブズ】
[1955~2011]米国の実業家。1976年、スティーブ=ウォズニアクと共にアップルコンピュータ社(現アップル)を設立。Macintosh(マッキントッシュ)などのパーソナルコンピューターを発表して地位を築いた。一度は同社を離れたが復帰し、のちCEO(最高経営責任者)に就任。iPod、iPhone、iPadなどのヒット商品を送り出した。2011年にはCEOを辞して、会長職に退いた。また、2005年のスタンフォード大学卒業式のスピーチで最後に繰り返された「Stay hungry, Stay foolish.」が印象的。

では、お待たせしました。
次に、ティム・クック氏について紹介したいと思います。

【ティム・クック】
[1960~] 米国の実業家、作家、教育者。2011年8月にスティーブ・ジョブズの後を継いでAppleの最高経営責任者(CEO)に就任。オバーン大学でインダストリアルエンジニアリング(生産工学)を専攻し、理工学士号を取得した。また、デューク大学でMBA(経営学修士号)を取得した。大学卒業後、IBMに12年間勤務し、Compaqの役員を務めた後、1998年にAppleに入社。2004年には、Macintosh事業部の責任者に就任した。ちなみに、2011年10月の「iPhone 4S」製品発表はティム・クックが行った。

ティム・クック氏とは、我々が日頃お世話になっている「iPhone」などを作るApple社の現CEOです。ビジネスの世界において、彼の名は広く知られていると思います。しかし、一般的にはスティーブ・ジョブズ氏の方が圧倒的知名度を誇っていると考えます。それでも、ティム・クック氏は長年、スティーブ・ジョブズ氏の右腕として尊敬し合い、Apple社を支えて来た偉大な人物です。

そのようなティム・クック氏のスピーチが素晴らしいので、スピーチの一部をぜひ紹介したいと思います。2017年6月9日にMITの卒業式で行ったスピーチです。

大学を去り、人生という旅において次の段階へと進むなかで、自分にこう問いかけるときがくると思います。「いったい、どこへ向かっているのか?」と。
自分にとっての目的は何か。正直に言うと、私も同じ疑問を抱きつづけ、答えを見つけるのに15年近くかかりました。私が辿った道のりについてお話することで、みなさんの時間を少しは節約できるかもしれません。
私の場合、若いころから悩みはじめました。高校生のときは、「大きくなったら、何になりたい?」という昔ながらの質問に答えられるようになれば、人生の目的を見つけることができると思っていました。でも、そうはいかなかった。
大学生のときは、「何を専攻するか?」という問いに答えられた時点で見つかるかもしれないと思いました。ただ、それでもダメでした。
それなら、いい仕事を見つければいいのではないか。さらに、何度か昇進を果たせば見つかるのではないか──。それでも、答えは出てきません。
答えは、地平線のすぐ向こうに、次の角を曲がったところにあると、ずっと自分に言い聞かせてきました。でも、どう頑張っても人生の目的は見つからない。それが自分にとって本当に苦痛でした。どんどん成果を挙げようと頑張る自分がいる一方で、「人生って、たったこれだけのことなのか?」と問いつづける自分がいました。
答えを求めて、私はデューク大学の大学院に行きました。瞑想もやってみました。宗教に導きを求めたり、偉大な哲学者や作家の作品を読んだりしました。それから、若気の至りでウィンドウズのPCを試してみたりしたけれど、もちろん効果はなかった。
紆余曲折を経てようやく、アップルに出会ったのが20年前のことです。当時、アップルは生き延びるのに必死でした。ちょうどスティーブ・ジョブズが会社に復帰したところで、「Think different.」というキャンペーンを開始したばかりでした。
彼は、クレイジーな人たちが力を発揮できるようにしたいと考えていました。はみ出し者や反逆者、トラブルメーカー、社会の不適格者。それができれば世界を本当の意味で変えられる、とスティーブにはわかっていたのです。
私は、ここまでの情熱を持つリーダーに出会ったことがなかったし、「人のために尽くす」という強力で明確な目的を持つ会社を見たことがなかった
人のために尽くす。”
実にシンプルでした。そのとき、15年間の模索を続けてきた自分にとって、何かがしっくり来たんです。

動画でご覧になりたい方のためにURLを添付しておきます。


#感動

「自分にとっての目的は何か?」を考える時が来ると、ティム・クック氏は言います。私にもその時が来ました。
自分にとっての目的を見つけるために、問い続けることがある、そして、いろいろトライしてみることがあるとティム・クック氏は言います。そして、ある時、ティム・クック氏はスティーブ・ジョブズ氏やApple社と運命的な出会いを果たすことになります。情熱を持ったリーダーに出会うことで、実にシンプルな答えが導き出されたと…
恐れ多くもティム・クック氏と似た経験をしている私にとってこのスピーチに出会ったときは感動しました。

やはり、魂のこもったスピーチは素晴らしいし、美しいです!

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