松浦弥太郎 「最低で最高の本屋」 集英社文庫
暮しの手帖の前編集長、中目黒の古本屋さん、カウブックス代表。
1980年代に無一文でアメリカへ行き、道路工事のアルバイトをしながら、ニューヨークの路上で古本を売る。
ニューヨークやロサンゼルスでの生活、そこでの暮らし、ロンドンや台湾などへの旅。
ニューヨークなどで洋書を仕入れ、日本で販売するブックセレクトショップの先駆けの人。古き良き時代感が著書全体から漂い、カフェでコーヒーを飲みながら読みたい感じの本です。
外国での暮らしもかっこつけて語る訳でもなく、若い頃からお金はなかったけど、地に足が着いた考え方に基づいた生き方をしてきた方だなあと。素敵です。
「今日もていねいに」など著書も多数ありますが、この人の根底にはどの本を読んでも、しっかり一本の幹がある人で。素敵です。
中目黒のカウブックス、行こう。
そしてレイモンド・マンゴーの「就職しないで生きるには」、買おう。