「20歳の顔は自然の贈り物。50歳の顔はあなたの功績。」
誰しも同じように毎年1つずつ歳をとっていくのに、見た目の印象は、人によって歳をとるスピードが異なる。
私は、「歳をとるのは悪いことばかりではない」「美しく年齢を重ねたい」と思っている。
年齢の数字が増えていくのは止められないけど、見た目年齢は若くありたい。
いつまでもキラキラしていたい。
表情についても、肌についても。
心の在り方の話を書こうと思って書き始めたけど、スキンケアについて書いてみたいと思う。
20歳前後の頃、銀行ですれ違った70代くらいのおばあさんを見て驚いた。
びっくりするくらい、あまりに透明感のある綺麗な肌だったから。
すれ違った時に視界に入っただけだから、まじまじと観察したわけではないけど、一瞬で「うわぁ、綺麗な肌」と感動した。
濃い化粧をしているわけでもない。むしろすっぴんだったかもしれない。髪や服も、派手な感じでもない。少し失礼な言い方かもしれないけど、美容にお金をかけているという雰囲気ではなかった。
それなのに、あまりに綺麗な肌で、まったく知らない人なのに、声をかけたいと思ったくらい。
というのも、当時、私は肌荒れに悩まされていた。
高校3年の途中まではニキビもなく、同級生から「赤ちゃんみたいに綺麗な肌だね」と言われたこともあったのに、受験のストレスからか、高校を卒業する頃から肌が荒れてきて、大学に入ってからは、写真でも分かるくらいニキビに悩まされた。
同級生がニキビ肌に悩んでいた頃には「ニキビができない肌質でラッキー」と思っていたのに、みんなが肌荒れを乗り越えて、人によってはメイクに目覚めていく頃に自分が悩まされて、ショックだった。
恥ずかしくて同級生には相談できなかったし、ネットに頼るのも今ほど浸透してなかったし、何も分からないまま、近所の化粧品屋さんに行ってみた。
たまたま行ったお店だったけど、そこで出会ったスキンケアブランドを、今も使い続けている。しかも、母も昔使っていたブランドだというのも後になって知った。
お店に通い始めた頃は学生で、稼ぎがなかったので、美容部員が勧めるままに商品を買うことはできなかった。
お店に行くたびに商品を勧められるのはストレスもあったけど、できる範囲で商品を買い揃えて、とにかく使い続けた。
すると、たまたまニキビのピークが過ぎただけかもしれないけど、だんだん肌荒れが良くなっていった。少しずつメイクもできるようになった。
お盆や正月に地元に帰ると、母親や親戚から「綺麗になったね。何してるの?」と褒められるようになった。
私の変化を見て、母が羨ましがり、またそのブランドを使い始めるようになった。母も今も同じブランドを使い続けている。
たまに実家に帰ると、母は私よりランクの高いものを使っているので、私も使わせてもらっている。
社会人になって、大学生の頃に住んでいた地域から引っ越した。そのブランドはカウンセリング化粧品というのか、ドラッグストアでは売られていないので、新しい場所でも販売しているお店をネットで探した。
いま通っている店との出会いも、現在もそのブランドを使い続けられている理由の1つになっている。
学生の頃に通っていた店の美容部員は、新商品が出たらとにかく勧めてきて、それがストレスだったけど、今の店のおばちゃんは、私の懐事情も考えてくれるし、新商品であろうと、私の肌に合わないものは勧めないし、断ったら押し売りはしてこない。
肌にとってもストレスは大敵なのに、スキンケア商品を買うのがストレスになるのは本末転倒。
今は、気に入った商品で、毎朝、毎晩、スキンケアにいそしんでいる。
たまにサボる時もあるけど、すっかり私の生活の一部になっている。
あまり物欲はない方だけど、スキンケア商品には結構お金もつぎ込んでいる。このために働いていると言っても過言ではないくらい。
美は一日にして成らず。将来への自己投資です。
40歳、50歳になってから高い商品を使うのではなく、今のうちから毎日コツコツと頑張って続けていきたいと思っている。
10年後、20年後、きっと同年代の女性より綺麗でいられると信じて、今日も丁寧にスキンケアの時間をとって、癒されたいと思います。
ちなみに、「高い化粧品よりは質の良い睡眠」とも思うけど、これがどうも苦手。眠れる時はしっかり寝られるのが理想。
あと、ストレスを減らして、笑顔が増えると、さらにいいな。