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「泣きたい時に泣き、笑いたい時に笑うのが私の芸術である」
泣きたい時に笑い、
笑いたい時に泣くのが私の生活だ。
泣きたい時に泣き、
笑いたい時に笑うのが私の芸術である。
種田山頭火
自分の感情に素直に生きたいということかな。
大人になるにつれて、「泣くのはみっともない」「大人気ない」という意識が働いて、人前では泣かなくなり、そのうち1人きりでも泣かなくなる。
「いつも笑顔でいる人が魅力的」という意識も強くなって、笑いたい時はもちろん、泣きたい時も笑顔を作るようにする。
たしかにそれが生活だ。
でも、本当は泣きたくなるくらい辛いこともあるし、悔しいことも悲しいことも起こる。
その感情を押し殺して自分を騙したり、解釈の仕方を変えて自分を納得させたりしてその感情をやり過ごそうとするけど、程度の問題がある。
自分の中のネガティブな感情を無理に消そうとしても、知らず知らずのうちに心にも体にもストレスが蓄積されてしまう。
ポジティブな感情を抱いた時は、そのまま笑ってるだけでもいいし、自分の中にだけ留めておいても、他の人に話してシェアしてもいい。
でも、ネガティブな感情は外に出すまいとしてしまうから、意図的に吐き出してあげないといけない。
時には愚痴として吐き出すのもダメなわけじゃないけど、「泣く」のもたまにはいいと思う。
一時期「涙活」という言葉をよく耳にしたけど、それのことだと思う。
私は実生活では自分のことであまり泣かない。
泣いてみようと思っても泣けない。
でも感情を解放させたくて、テレビを観ながら泣けてきた時は、それに便乗して涙を流す。
そういう涙は割と流せる。
映画とか小説がいいのかもしれないけど、15秒のCMでも、泣ける時はすぐに泣ける。
泣いた後は、やっぱり少しスッキリできる。
それでストレスがなくなるわけではないけど、少し心が軽くなる。
デトックスなのかな。
以前、ホンマでっかTVで植木先生と池田先生も泣くことについて話してたのを思い出した。
最近、植木先生が出演されてない。
臨床心理士で別の人が出てきたけど、私としては植木先生の話が聞きたいんだけどな。