全ての現実は夢から始まる
若手芸人のライブで胸を熱くしてるのは
僕だけだったと思う。
友人に誘われ、
初めて若手芸人のライブへ行ってきました。
会場は下町感あふれる高円寺です。
地下1階にある古めかしい20人規模の会場でした。
ステージと最前列との距離は30cmほどしかなく
舞台の上には1本のマイクスタンドのみ。
3組の芸人さんが漫才をしますが、
最も若手のコンビは5個のネタをすることに。
(他コンビのネタは2個)
若手コンビからは、明らかなぎこちなさが伝わります。
ステージが近いので、表情の硬さ、声のハリの無さ、
肩に力が入っていたのがよくわかります。
3個目のネタ途中から徐々に慣れてきたように思いましたが
相変わらず僕は大笑いできずにいました。
「なんだかグッと来るよな」と
思っていたからです。
昔、ある動画を見て心を動かされたことがあり
重なる部分があったからです。
内容は大きな公園でみんなくつろいでいる中、
1人の青年が音楽をかけ踊り始めます。
もちろん周りの目は冷ややかですが
彼は踊り続けます。
しばらく経つと、
ノリノ良い学生が一緒にふざけて踊り始め、
2人で踊り始めます。
時間が経つにつれ1人、また1人と
一緒に踊る人が増えていきます。
最後には、そこにいる全員が楽しく踊り始める。
その過程が収められた動画でした。
『信じてやり続ければ、必ず仲間が現れる』
気付けば
「漫才という名の踊り」をする彼らにエールを送り、
仲間になっていた自分がいました。
「信じてやり続ける大切さ」に
改めて気づかせてもらった夜でした。