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【レベル66】7月の読書メーター

こんにちは。
今回は毎月恒例の読書記録です。

7月は今話題のこんな本を読みました。

ぜひ最後までご覧ください。

7月の読書メーター

7月は2冊の本を読みました。

いずれもビジネス書でした。

これで2022年の累計読了数は17冊となりました。

①「考える技術」と「地頭力」がいっきに身につく 東大思考

「頭の良さ」とはどういうことか知りたくてこの本を手に取りました。

本書では頭の良い人は日常の解像度が高い人とされています。

ぼんやりとした疑問の正体を知り、その疑問を解消することが大切です。
東大生は無意識のうちに、日常生活の中でそのトレーニングをしているそうです。

その例題として挙がっていたのが『食糧』と『食料』の違い。言われてみれば…ですが、そもそもこれを疑問と感じることができるかどうか。
そこが一番の違いかもしれません。

解像度の高い人はこのようにして得た知識や経験が頭の中に点在していて、それが繋がった時に閃きになるそうです。

そのほかには原因思考や上流思考、目的思考など複数の思考について教えてくれます。

最後にこの本を読んで思ったことは、ミクロとマクロの考え方の重要性です。
ここまで思考についての本をいくつか読んできましたが、必ずと言っていいほどこのメタ思考にたどり着きます。それくらい大切な考え方なのだと改めて感じました。

②視点という教養(リベラルアーツ) 世界の見方が変わる7つの対話

著者の野村さんのpodcastをよく聞いていて、今回本が出るということで読んでみました。

物理学や文化人類学など様々な学問の専門家を迎えて対話形式で話が進んでいきます。

この本には普段なじみのない分野を知ることで、自分の思考を広げ物事をより多面的に捉えられるようになってほしいという意図があります。

どの学問も初見なので、初耳な事ばかりでとても面白いと感じました。
その中でも特に『仏教学』と『脳科学』が興味深かったです。

まず仏教学でとても驚いたことは、仏教はロジカルであるという点です。

例えば仏教の根本の考え方には「四聖諦」という考え方があります。
これはざっくり言うと苦しみは自分をメタ認知することで楽になれるという考え方です。

楽になるというのは、状況は変わらないけど捉え方を変えると心が楽になるとうことです。

その考え方とは

①まずは自分の心に「苦」は必ずあるものだと自覚する。
②「苦」は因果関係の結果であり、単独で発生するものではない。
③因果関係の結果としてそうなるのだから、途中でシャットアウトできるし、コントロールできる。
④そのために物事には方法がある。

誰かとうまくいっていない時、自分に原因があるとを知ることができれば、ただ苦しいという状況は避けけられるよねという感じです。

仏教は精神論だと思っていたので、掘り下げると全てロジカルで成り立っているという面でとても面白かったです。
更にこれを釈迦が2500年以上前から発見しているというのが驚きでした。

脳科学では、脳は常に推論をしていて自分はそれを認識しているという考え方が興味深かったです。

例えば3Ⅾ映画。
見ているスクリーンは実際は画面に凹凸があるわけではないので2Ⅾですが、脳が推論した結果3Ⅾだと感じているそうです。

このように外の環境から得られる情報と、脳が推論していることの誤差が最小になるように脳は動いていて、それによって動作や見え方などの説明ができるという点が面白かったです。

だからこそ体の内部の正確な意識を高める瞑想が効果的というのも驚きでした。


以上7月の読書メーターでした。

誰かに紹介されて読む本は読んだ人の感想を知ることができるので面白いですよね。本が作り出すコミュニケーションの素敵さを実感しています。

皆さんのおすすめの本もぜひ教えてください。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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