#4「原因不明の大号泣」
今日のリモートワークは集中しすぎてお昼食べ損ねました、、。彼が作ってくれる夜ごはんが楽しみ。
夏のはぐらかし事件のあと、少し月日が経ち、ついに最初のXデーがやってきます。自分の心がとんでもなく揺れまくった、人生の中でもとてもとても印象深い1日です。
その日もゆること飲んだあと(仲良すぎますね)、彼の家へ向かった僕。フツーに他愛ない話をし、そろそろ寝ようか~となったとき。急に彼が真剣な面持ちで話し始めたのです。
「あのさ、、、、、」
「何?え、どうしたの?」
「もう、会うのやめよう。」
(「ちょっと何言ってるのかわかんないです」なんてふざけて言い返す雰囲気でもなく、僕は無言で彼を見つめていました、彼が続けて口を開きます)
「もうわかってると思うんだけど、俺は●●のことが好きなの。」
「わかってるよ、俺も好きだもん。」
「違うよ、その好きとは。…全然違う。もう、しんどいんだ。だから、もう、、会うのやめよう?」
……ずーっと気づいてないフリしてた罰が当たったな、と思いました。この状況も、彼の思いも、すべて理解はできている。わかってるのに、一つだけ理解できないものがありました。理解できないまま、僕が返した言葉、それは、
「やだ。」
わかんないけど、とってもいやで。会えなくなる、なかったことにする、そんなことはどう考えてもできない。でも、じゃあ、どうすれば?
彼は辛いと言ってる、でも俺は離れたくない、彼は好きと言ってる、俺も好き、でも違う、でもいや、でも絶対なかったことになんてしたくない。
ぐるぐるぐるぐる頭の中でいろんなことが駆けめぐった結果、僕は
泣きながら彼に抱きついていました。
え、こんなに泣く人だったっけ?と自分で自分に驚くほどの号泣です。言葉もうまく話せないほど泣きじゃくりました。
泣いて泣いて、そしたら彼も泣いて。そしたら自分ももっと泣いて。
ずっと「やだ」しか言ってなかったと思います。
そして泣き疲れて、気づいたら眠ってました。(こんなこと本当にあるんだって驚いたなぁ)
そんな激動の1日があり、しばらく1人でいろいろと考えました。
なんでいやなんだろう?会わなくなったらどうなる?なにが変わる?
考えれば考えるほど明確になるものがありました。
「あ~好きなんだ。」
ぼんやりと、でも芯のある思いが自分の中にふつふつと湧いた感覚がありました。
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