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連続140字『長崎すひあすくわっど』2-23

 ルリがうなずく。

「はい。港近くのマンションで」

 と、タッタさんが門を開け、

「こちらへ。主人がお待ちです」

 それからタッタさんを先頭に、旅館と見間違えるような玄関から屋敷の中へ入り、磨き上げられた廊下をしずしずと歩いた。

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