ある有名な学問的マネジメントロジック
名前は出さないが、かなり有名なロジック。
ものは試しと書籍を数冊読んでみた。
なかなかいい。
特に、製造業や営業職の管理職や新任管理職にとっては8割方参考になる。
しかし、介護業界に当てはめて見ると2割ほどしか参考にならない。
何故か!!⇐ここ重要
介護職員の働きを評価する場合、結果評価よりもプロセス評価をどれだけ正確に行えるかが大事だからだ。
一般の業種、例えば製造業や運送業、また営業職や総務・経理職などの場合、プロセス評価よりも、結果評価でないと、『頑張ったから』となってしまうのは好ましくない。
介護職員の場合、『頑張る』をどう正しく評価できるかがキモになる。
頑張って重度の認知症の方のケアを行っても、好ましい成果は期待できないかも知れないし、落ち着いて過ごして貰うための努力は、答えがなく果てしない頑張りと忍耐が求められる。
もちろんケアだけでなく、チームへの貢献やレクリエーション、資格の取得など、結果評価を行う部分もあるが、基本的にはどれだけ利用者との関わりが上手にできるかが本当の評価にならなければならない。
マネジメント力は、すべての業種に当てはめることができるが、すべての業種に当てはめられるという、マネジメント力の書籍はあてにならない。
本で稼ぎたい気持ちはわかる。
しかし、詐欺に似たやり方は気に入らない。
特定の業種に絞った内容にして欲しいものだ。
我思う。
介護のマネジメント書籍でまともなものをみたことがないのは、きっとマネジメントできない人が書いているからなんだろう。
知らんけど。