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読書記録(6)ー胸の中に秘めたる幼稚さー

皆さんはラテン語で「今に集中し、生きろ」カルペ・ディエム(Carpe diem)をご存知でしょうか?

私も漫画でその意味を調べて知り、ラテン語についても興味を持ち始めたきっかけとなりました。

個人的に驚きだったのがヨーロッパではラテン語を学びたいという学生が多いとのこと。

人類の叡智の集大成とも言えるラテン語の世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか?

今回ご紹介するのは「教養としてのラテン語の授業」
それでは参りましょう!どうぞ。

ラテン語はなぜ難しいのか?

ラテン語は非常に文法が複雑な体系で構成されているので、命令形や動名詞などを省いた上でもざっと60パターンもあると言います。

ですが、この途方もない道のりにも思える複雑な文法体系を身につけることで間違いなく勉強に対する免疫力が身につくとのこと。

レオナルドダヴィンチもラテン語を学んでいた

天才として様々な分野で才能を花開いたレオナルド・ダ・ヴィンチも生まれついての天才ではなかったと言います。

彼も30代半ばでようやくラテン語について勉強し始め、その難しさと奥深さに四苦八苦しながらも学び続けたことで自身の埋もれていた才能を開花させたと言います。

組織的で体系的なラテン語を体得していく上で、暗記力や勉強に対するアプローチが身についてくるのです。
現在もなお、欧州の言語学においてラテン語は重要視されています。

偉大なる幼稚さを肯定する

学びに始まりはありますが、終わりはありません。
何かを学びたいという動機は長い人生という旅路の中で「褒められたい」「見栄を張りたい」という幼稚なものから始まっているのかもしれません。

子供の頃にはこういう動機で勉強をしていたと思いますが、大人になった今ではどうでしょうか?
幼心を大切に「褒められたい」「見栄を張りたい」という動機で学んでもいいでしょう。

世の中にある偉業でも小さな些細なことから全ては始まっています。

しかし、学びたいという気持ちを何かにつけて否定したり、恥ずかしがったりせず、その勉強を取り入れた上で何を生み出したいのかを追求することが学びの楽しさだと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ラテン語は哲学やさまざまな言語のルーツとされてきているので、私個人としてもすごい興味のある分野なので、言語の全てを理解し切るということは難しいですが、少しでも学びを得て人生に活かしていきたいと考えています。

また哲学的な奥深さがラテン語にはあるので、一つ一つの句が人生訓にもなり得るのでぜひ本書を手にとってみてはいかがでしょうか。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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