ベルナデット 最強のファーストレディ
本日、土曜日の夕方に一人観た映画は昨日封切りしたばかりの
「ベルナデット 最強のファーストレディ」。
原題は「BERNADETTE」なのですが、あの有名なシラク大統領の
ご夫人のお話になります。ただ最初の方で、「自由に脚色してあります」
とあるように史実に忠実というわけではなく、フランスらしい風刺の効いた作品と言えるでしょう。
浮気をする亭主関白の大統領、妻は後ろに下がって黙って従えという風潮の中、カトリーヌ・ドヌーブ演じるベルナデットはこのままではいられないと政治手腕も発揮しつつ、変わっていくのです。最後は痛快。
政治や宗教もなんとういうか、おちょくってるというか歴史的にも知った顔という人が登場したり、いろいろで、ここまでやっていいのかしら(笑)というノリでユーモアたっぷり、楽しんで観ることもできるでしょう。
バイオレットの色のテーマは、「変化・変容」。
最初のピンクモードからキリっとしたファーストレディに変貌する様など
ファッションからも堪能できますし、マゼンタの色のテーマは「救済」。
何から彼女は救われたか、自分自身を救ったのか…。
変化するために、まずは自分自身をみつめること。そんなテーマもあるかもしれませんね。
個人的には亀が好きなのもありますが、緑色のカメさんが注目ポイント。
彼女はカメさんと、自分自身を重ね合せるように自分の本当に望むことに
向き合っていくのです。グリーンには「決断」というテーマもあります。
(どこまで真実に迫っているのかも見もの…かも)
カトリーヌ・ドヌーブの出演作品はやっぱりいい感じに品があって、おしゃれで、私は好きです。