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オオゴキブリ喰った

素揚げ。サラダ油。調味料なし。


取り敢えず見ろ

可愛いねぇ…僕と”1つ”になろうねぇ…
エッチコンロ点火!!!!!!!
エチチチチチチチチチチチチ!!!!!!!!!
もう赤ちゃん作れそうなカラダだね…

では…

実食!!


幼子
決してロリコンではありませんが、まずちっちゃい子から食べていきます)



美味しい方の虫です。うにょーん……
感想としては、今まで喰った虫の中で美味しく無い(わざわざ食べようと思えない)と思った虫すべての上に立つ美味しさだった。
ギリギリ美味しい側の虫。
味も食感も概ね良いのだが、如何せん肉が少ない……

↓肉が少ないということに対して↓
君は肉が少ないキャラについてどう思うだろうか
もちろんそれが好みの紳士諸君もいることかと思う。
しかし…しかし何かが”物足りない”のだ
圧倒的な何か…そう、ドスケベさが足りていない。
このオオゴキブリ見かけ倒しなのである。
”オオ”と付くからにはせめて巨ny…
…胸に肉を蓄えていることを期待していたのだが…
残念な生き物辞典にまた一人新たな仲間が加わった。

加熱して膨れてるので余計にスカスカな印象。
スカスカだから微妙という印象なので、より大型のマダガスカルゴキブリとかだったらもっと美味しいのでは。
調理法(私はこれをセッションと呼んでいる)としては、揚げて正解だったと思う。
佐伯真二郎先生はマダガスカルゴキブリを剥き身にして食べていたけれど、オオゴキブリはそれをできるほど身がない。小さいからハサミいれるのも難しい(私のような紳士はこの可憐な令嬢を剥き身などにはできない)。
しかし脚が口内に刺さるので、脚は取ったほうが良いかもしれない。あの脚力はどちらかといえば胴体の中の筋肉に依るところが大きいようで、基節の付け根が特に強力なのだろうか。少ない肉は基節の付け根に集中していた。
もう少し根元に寄っていれば胸とも言えたのだが…

基節の付け根に白い繊維
(多分筋肉)


横からも齧った


消化器に消化しきれていなかった朽木が詰まってたけど、私はキにならなかった。木だけにね(代わりに僕が君を消化してあげるからね♡)。
消化器の中が気になるようなら、事前に絶食させたり、他のものを食べさせておくのも手だと思う。越冬中なのもあって、絶食で糞抜き(正直もったいない)できるのか、他のものを与えたとて食べてくれるのか、少し怪しい気もするが...…

腹部にギッシリ詰まった朽木


味はエビに近い感じはした。エビより優しい味……と思ったものの、朽木の味かもしれない……
(僕はエビを食べたことがないので分からないが)
肉の量が少ないためにどちらかわからない。肉部分は量が僅かなのでよくわからなかったが、旨味がしっかりあった気がする。
素材は良いのだ。
エビの海鮮臭さがどうも苦手な私にはこっちのほうがよっぽど食べやすい(僕はエビを食べたことがないので分からないが)

今年はもっと色々な生き物を食べたいな
昆虫に限らず、ウミケムシとかヌートリアも食べてみたい。卵巣のプチプチ感のある虫も食べたい。(ツムギアリや、メスのカイコなど) 

ヌヌメ漫画です
肉食JKマンティス秋山〜むしむし料理研究部〜
2巻完結なので読みやすい
https://magcomi.com/episode/3269632237329622928

この漫画もそうだが、大概の書籍では、きちんと調理して昆虫であるとわかりにくい見た目にしていることも多い。
どうやら本当に世の中、特に日本においては昆虫の見た目に対して嫌悪感を抱く人が多いらしく、見た目の悪さを克服することをコンセプトの一つとした調理法が多いように感じる。
虫を食べるイベントに参加する人であっても、虫を食べない知り合いにはバレない様に食べるそうな。もっと魅せろよ。自分を。

私はというと、虫を目の前にするとその見た目をも愉しみたくなってしまう。今回ほとんどそのままを食べたお陰で、こんなに膨らんでも割れないクチクラの柔軟性、彼らの身体の消化器官の占める割合、筋肉の付き方などを愉しむことができた。
私の場合は虫について知りたいと思う事の一つに「味」があるだけのようだ。

私は昆虫を愉しむ手段の一つとして昆虫食をやりたい。
昆虫食が嫌悪されず、愉しむためのものとして普及する未来こそが望ましいと思う。




屹立した


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