城跡のある風景(向羽黒山城跡)
「向羽黒山城跡(むかいはぐろやまじょうあと)」は、国指定史跡です。続日本百名城の一つです。「NHK大河ドラマ」のファンとして、欠くことのできない城跡です。
この城は、源頼朝の御家人だった葦名盛氏(あしなもりうじ)が築城し、伊達政宗、豊臣秀吉の覚えめでたい蒲生氏郷(がもううじさと)、上杉景勝・直江兼続と引き継がれました。有名な「直江状」は会津で書かれたものと言われていますが、もしかしたら、ここで書かれたのかもしれません。東北最大級の天然の要害なる城だったのです。
国道121号線を北上し、県道23号線へ左に入ってしばらく走ると、田んぼの先に小高い丘のような山が見えます。ここを最初に訪れたときは、山が霧に覆われていました。
一番高い山は、向羽黒山、左に羽黒山で、本丸のあった一曲輪は、向羽黒山にありました。現在は中腹まで車で行けます。
当時は360度見渡せたのではと思います。
本丸跡から南を望むと、阿賀川、その先には芦ノ牧温泉と大戸岳があります。
現在この地は、会津美里町で、北を望むと会津若松市が見渡せます。
ちょっとこぼれ話
「会津黒川城」と聞きますが、現在の「会津若松城」(「鶴が城」とも言う)のことです。
NHK大河ドラマ『独眼竜政宗』が再放送されていますが、葦名を滅ぼし、手中に入れましたが、豊臣秀吉により蒲生氏郷へ渡されます。それによって米沢城へ引き、再起を待つのです。そのシーンが前回の放送でした。