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全領域異常解決室第9話感想~人間に絶望した神


二週間ぶりのゼンケツ。

待ちに待ったゼンケツ。

てっきり、インスタやHPで予告されていた新たな神2柱(溝端純平さん、真壁刀義さん)が今回登場するもんだと思って早く出てこないかなあと思いながら見ていた。

最後まで見て、出てこないよー、なんでー、と思ってもう一度HP見たら最終話に登場って。

楽しみすぎて、勘違いしてしまったようだ。


第9話で登場の神は、建速須佐男命(たけはやすさのを)と一言主神(ひとことぬし)。

スサノヲについては以前も触れたことがある。
一言主神は古事記では人代篇其の九に出てくる神様。
エピソードはドラマ内で語られたのと同じ。

古戸沼さん(一言主神)の変身ぶり、外見はバッチリなんだけど、訛っているしなんとも頼りなくて今回の唯一の癒しだった。


佐野速男(建速須佐男命)の置かれた環境や、大月比呂佳さんの子供の頃のエピソードはなんとも辛い。

神様は生まれてくる親を選べない。

こういうことは何度も経験してきました。

芹田

人間の醜さや愚かさを知ってもなお、そして、たとえ人間など全く信頼していなくても、人間を助けるのが神の役目だという。

もう嫌だ、もう守ってなんかやらない、勝手にしろよ、という神様がいてもおかしくない。
だって、どんなに辛くとも永遠に生まれ変わり続けなければならないんだもの。


ヒルコの正体はなんらかの神で、人間界に絶望し、神様全員を黄泉送りにし、神と人間の縁を切ろうというもの。新しい神は人間がやれば良い。きっと新しい神になろうとしている人間にも期待などしていない感じがする。

正義、という言葉を寿も二宮も口にする。
すぐに正義をふりかざす人間は信用ならない。

だが、荒波警部は、興玉に

「大月さん、言ってました。彼は私にとって。永遠の正義のヒーローなんだ」

興玉

って言われても、

「そんなんじゃねえよ、あの時、給食費を盗んだのは俺だ。
 大月に金を渡せば林間学校に来てくれると思った。
 馬鹿なクソガキだ。」

荒波

と言って自分の罪を告白した。
これがまさに人間なんだろうなと思う。

大月さんの見立てどおり、彼は信頼できる。


来週はいよいよ最終回。
新たに二柱の神が登場する。

大和田光男の真壁刀義さん演じる大和田光男(おおわだみつお)は、豊玉比売の父である大綿津見神(おほわたつみ)=海の神だろう。

溝端純平さん演じる日野克己(ひのかつみ)は、火之迦具土神(ひのかぐつち)またの名を火之炫毘古神(ひのかがびこ)かな?
火の神様でイザナミはこの子を産んで大火傷を負い、死んで黄泉の国に行くこととなる。
と予想してみたものの、全く自信はない。これまでも外してますから(笑)。


さて、来週に向けて、公式さんからの情報は嬉しいのだが、あまり知りたくない気もする。
じゃないと本編を見た時の感動が薄れてしまう。

実は今回も大まかなあらすじの方向性は、予告と公式インスタからちょこちょこ出される情報から想定されるものだった。

FOD加入者増やすとか視聴率とかトレンド入りとか大人の事情があれこれあるのだろうけれど、ただただ楽しみに待っていたいのだ。

だったら一切の情報を遮断してしまえばいいって?
そりゃそうだ。
でもなー、人間は欲深いのだよ。

うーん、ともかく来週を楽しみにして待とう。

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