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【原発をとめた裁判長 そして原発をとめる農家たち】と【後世への最大遺物】 ①


映画を観に行かれるまで


「原発をとめた裁判長 そして原発をとめる農家たち」をやっと観ることができた。昨年ラジオでこの映画を知って観たいと思いながら、結局出かける力が出なかった。

自分をしあわせにすることに積極的になる

ある日、ふぁっと浮かんだことば。同時に、子どもをしあわせにすることに関心がなかった人たちの、浮かない、不機嫌な、嫌そうな顔が見えた。
そうだったのか、と腑に落ちた。
それから、えい!と三軸修正法の治療院をおたずねした。このときは場所だけでも確かめよう、それで十分と思い、予約もしなかっのに、治療院のおふたりのご厚意で調整をしていただいた。
二日後、「土を喰らう十二ヵ月」を観に行っていた。この映画も観たかった。でもきっとまた出かけられないんだろうなと思いつつ、公開の日を待っていた。
年が明けて「チョコレートな人々」「人生フルーツ」を観た。

駅直結映画館が見つからない

「人生フルーツ」の次の日、洗濯して風呂掃除して、お腹減ったから食べて、まだ時間も元気もあった。わたしにとってそれは全然ふつうのことではないから、不思議で、映画を観に行くんだ、と決めた。映画館は駅直結ということだから、知らないところだけど迷いようがないよねと余裕で向かった。
ところがところが、映画館が見当たらなかった。うろうろ歩き回って、三人の人にたずねた。三人は、近くに映画館があることを知らなかった。駅直結だから間に合う時間に着いていたので、余裕はみるみるなくなってしまった。ようよう、この辺りのはず、の場所に来た、が、あるのはカフェ。もうちょっとあっちに行ってみようか。少し進んで、絶対そっちじゃないと思い、諦めて帰ろうと引き返したら、カフェの扉が開いて映画館をお探しですか?と救いの神が!
はい、そうです!
神が「分かりづらいですよね、ここ」と招き入れてくれたところはどう見てもカフェだった。次いで神は流れるようにチケットの買い方を教えてくれ、足早に歩を進め「わたしは監督です」と。
なんと!

2011.3.11

座り心地のよいシートに落ち着いたが、当時の感覚が甦ってやや動揺した。甚大な被害を受けていないのに。
あり得ないような「偶然」が重なって東日本は壊滅を免れていた。その2号機と4号機の解説を聞き、ふたつの考えが渦巻いてめまいがした。
え、そんな大変なこと知らない、え、知らなかったの、わたし? え、そんなことある? 原発関連の本を読んだり報道も見てたのに?
東日本が壊滅しなかったのは神さまの力としか思えない──思えない、神さまの力としか思えない、思えない、 

「2号機の奇跡」

格納容器が欠陥なく本当に丈夫に造られていたら、「東日本壊滅」に至ったのです。 23ページ

「私が原発を止めた理由」樋口英明著 旬報社
「4号機の奇跡」

使用済み核燃料貯蔵プールと原子炉ウエルを隔てている仕切りがずれるという本来あってはならないことが起き、原子炉ウエルから使用済み核燃料貯蔵プールに水が流れ込みました。仕切りがずれた原因については、未だ不明です。しかも、原子炉ウエルの水は工事が予定よりも遅れたために残っていたもので、本来だと三月七日には水は抜かれていたはずでした。 25ページ

「私が原発を止めた理由」樋口英明著 旬報社


🌟小原浩靖監督のnote


🌟偏光さんが根源的な大事なことを端的に、くだくだしくなく書いてくださっています。


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