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集団でフォローする

合同数学授業。

雪国の中学校「あるある」だが,スキー大会へ出場する生徒は3学期の授業が遅れがちになる。私も昔経験がある。
この学年も数名2週間ほど公欠で大会に参加していた生徒がいた。
2週間で数学は6時間ほど進んでいる。

一応,以下のように話してスタートした。

「しばらくスキー大会でいなかった人もいますね。どうしたら良いか,皆に任せますね。では,はじめましょう。」

不在だったある生徒の近くにリード生徒がやってきていろいろレクチャーを始めた。リード生徒はかなり速い進度で学習を進めているので余裕があるようだ。

もう一人不在だった生徒(生徒A)は仲良しグループに交じる。
私が回っていると向こうから声をかけられる。

A「先生,おれ,どこからやればいい?最初からすか?」
私「いや,任すよ。」
A「…」
(周りの生徒(生徒B)が,隣から入ってきて)
B「いや,地味に最初の方大切だから,最初からやった方がいいよ。」
A「おけ」

途中休んでいても,集団のネットワークでのフォロー体制が可能になっている。
ゆるーい感じでコツコツやっている感じ。時折面白い動きが見られる。
こちらも見ていてとても気持ちが楽になる。
この姿はひとまず本年度の成果なのだろう。

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