ますだひでゆき

2児の父。中学校教員。『学び合い』。上越教育大学教職大学院西川研究室修了。 誰もが幸せに暮らせる社会を実現するにはどうするか考え、活動しています。 2020年に8か月、2021年に1か月半の育児休業取得。 FP3級。 サウナ・スパ健康アドバイザー。

ますだひでゆき

2児の父。中学校教員。『学び合い』。上越教育大学教職大学院西川研究室修了。 誰もが幸せに暮らせる社会を実現するにはどうするか考え、活動しています。 2020年に8か月、2021年に1か月半の育児休業取得。 FP3級。 サウナ・スパ健康アドバイザー。

最近の記事

『学び合い』と「問答」が少し広まった?

学年PTAであった。 給食試食会→授業参観→親子レク→来年度の役員選出と実に盛りだくさん。 今日が今年度で一番重たかったかもしれない。 だから今日は飲むのである。 参観授業は総合。 当初、Canvaでこれまでの体験をまとめながらお家の方へ職業についてのインタビュー…などと思っていたが、なかなかイメージがしっくり来ずに今日を迎える。 学年の若者が内容を提案してくれて調べ学習になった。ありがたやである。 授業が始まると、簡単なインストラクションの後、職業調べに移る。 担任

    • 定期テストについて思うこと

      定期テスト終了。 出題者で教室を回るコマも含めると空きコマなし。 1限数学、5限に理科、速攻で採点を行い、その日で終了。 提出物のチェックはすでに授業で行っているので無し。 数学の採点はやはり慣れないので多少時間がかかる。 理科の採点は手が解答を覚えている感覚でものすごいスピードで行うことができる。 働き方改革の一環として定期テストが槍玉にあげられることがあるが、テストがあるからといってさほど苦労することはない。 と言っても、思うことはある。 教員がテストを作って、テス

      • 2学期後半の変化

        テスト前。 授業はキレの良いところで区切ってテスト勉強の時間になることが多い。 多くの教科がそんな感じ。 私の授業も多くがテスト前の復習の時間であった。 4月から受け持って、全体として学習の雰囲気が停滞しているとある学年の授業 たまに質問をしてきたかと思ったら「出るところ教えてください。」「全部わかりません。」の連続であった。 10数年間で初めての経験をさせてもらっている。 そして再びテスト前を迎えている。 ん?ちょっと様子が違う。 勉強している生徒が増えている。

        • 「ルール」について

          10月から市内の有志の会でアドラー心理学に基づいた子育て学習プログラムEOLECTを受講している。 今日はその4回目。 テキストを読み合って、皆さんの事例を持ち寄りながら考えていく。 ふと、テキストの一節が引っかかった。  「ルール」と言われて正直あまり良いイメージがない。受講しているお母さん方も同じような反応。 しかし、テキストには「幸せに暮らすためのルール」とある。 職業柄、どうしても学校のルールに意識が引っ張られる。 学校でも、「皆が安心して生活するためのルール

          N高の話と部活動顧問

          結局、いただいたエリンギはバター醤油でいただく。 あとは、K氏の提案により、スライスして冷凍した。 今年度は2年ぶりに現場に復帰している。 現場臭さがイヤで大学院に行った部分もある。 学校村の発想、管理主義がとても苦手なのである。 今でも「まぁ学校村だから仕方ないよな。」と頭の中で自己解決することが多い。 というもの職員室を見渡すと少しずつ変化していることもある。 なんだかんだで7年も今の学校に在籍している。平成の終わりからいるのだ。 今日は、印象的な出来事が2つあった

          N高の話と部活動顧問

          大人もやりたいを止めない。

          理科の出前授業を行った。 といっても企画したのは学年の若者。 正直私は最初乗り気じゃなかった。 「まぁ若者がいうならいいか。」くらいの気持ちだった。 某有名キノコメーカーの方がたくさん来てくれて、食品と理科のつながりを実験を交えながらお話しいただき、舞茸を収穫! これだけでも楽しかった。 この企業に就職したいとさえ思った笑 企業としても十分なPRだろう。 ここで終わっても十分だが、若者はその次の時間に家庭科の先生を巻き込み、収穫したキノコ汁づくりを企画していた。 学年

          大人もやりたいを止めない。

          「明日の教育を考えるフォーラム」へ

          キャナイの主催するイベントへ。 午前中は、映画「夢みる小学校 完結編」&シェア会。「夢みる小学校」は自分も開催したり、何回も見たりしたが、完結編は初めて。 「夢みる小学校」と重複するところもあるが、改めてグッときたところを挙げていく。 ・南アルプス子どもの村小・中学校の学びについて ・「先生」という存在はいない。あくまで「大人」としている。 ・学園長の1票も小1の1票も同じ重み。大人の意見が不採用になることだってある。 ・主要教科だけの学習は学びとしては狭い。ゲームや遊

          「明日の教育を考えるフォーラム」へ

          教員の終業時刻について

          週の終わり、放課後に調査書作成委員会(うまく口が回らないヤツ)である。 学年主任というのは、こういうのにも出ないといけないらしい。 第1回なので、大まかな流れが主に説明される。 特に議論の必要なところはないのだが、内容も多く、勤務時間終了のチャイムが鳴る。 というものの、ほぼ議題は終盤。 担当の先生が進めているので、遮りはしなかったが、議題が終了し、「全体を通じて何かありますか?」となったので、挙手。 「生徒の大切な進路に関わる会議であることは承知しますが、勤務時間を

          教員の終業時刻について

          「have to」ではなく「want to」

          帰ってきて、夕飯、子どもたちの風呂を終え、オンライン。 いろいろな人の話を聞いたり、相談させてもらったりする。 全く教育関係ではない皆さんとのお話。 けど、話をしていて現在イメージしている教育と繋がってくる部分がでてきて面白い。 教育関係の方との話ももちろん楽しいのだが、違う世界で生きる人とのつながりは大切なのだと改めて実感する。 取り留めもなく印象に残ったことをつらつらと ・うつやパニック障害に陥っているときは、何かにしがみ付いて、単線的な世界観で生きているとき。 ・

          「have to」ではなく「want to」

          放課後の職員室

          金曜日。 授業2コマと運営委員会のみ。 生徒指導少々と担任不在のため、担任代行。 これまた担任代行で家庭連絡数件。 16:00にはやることがなくなり、学年の初任者の初任研の公開授業の準備を手伝う。 さっさと帰りたいのだが、そんな日に限って18:00より学年PTAの打ち合わせ。 これも業務なのか?と問い合わせたい気持ちはあるが、こらは年1、2回のことなのでスルーしている。ただ、意見は出す。 この打ち合わせも保護者の皆さんと速やかに進めることができた。 職員室に戻ると、

          放課後の職員室

          うつにならぬように心がけていること

          学校現場に戻って半年が過ぎた。 復帰早々にまたうつになって、野垂れ死ぬのだろうと思っていたが意外と元気である。 元気を保っている要素はいくつか考えられるが、そのうちの一つに体調管理がある。 酒を飲まなくなった 以前は、ほぼ毎日晩酌をしていたが、今は平日一切飲まない。なんなら週末も飲まない時がある。 以前は酒がガソリンだと言わんばかりにストレスを飲み流していたが、酒で流せるストレスは一時的なもので、翌日にはその反動がくる。 平日にボーッとした頭で出勤するということがなく

          うつにならぬように心がけていること

          主任の立ち位置

          適当に畑に蒔いた大根。 着々と育っていて嬉しい限り。 さて生徒指導でバタついた昨日。 大きな案件ではないが、他の案件も重なりバタバタする。 こういう時は、丁寧さを担保しつつも、とにかく迅速に行うことを大切にしている。 が、結果として、 私が全ての手筈をつける形になっていた。 管理職から「迅速な対応で良いのだが、これだと担任が育たない。」とのこと。 たまたま職員室に主任がいたから流れとしてそのような形になったのだが、まぁそう思われても仕方ないくらいに動いてしまったとこ

          主任の立ち位置

          社会に出る前に学校で身に付けておいた方がいいことは?

          午前中は職場訪問学習。 市内の事業所を巡る。 生徒は半日外に出るわけなのでウキウキ気分である。 私自身も各事業所で発見があり、楽しかった。 各事業所の社長や担当をしてくださった方に私から個人的に質問したことがある。 「社会に出る前に学校で身に付けておいた方がいいこと、もしくは経験した方がいいことは何ですか?」 と聞いた。 ひとつ目の事業所の社長さんは、 「わからないことをしっかりと聞いてくれること。わからないものをわかったふりをされるのが一番困る。」 と言っていた。

          社会に出る前に学校で身に付けておいた方がいいことは?

          新築して2年が経ちました。

          我が家は新築して2年目になります。 今日は2年目点検ということで、担当の営業さんが来られました。 久しぶりにお会いして懐かしい感じでお話し。 全然気にしていなかったが、2年目までは壁紙クロスの剥がれや破け、外壁タイルの割れなどは無償で直してもらえるそう。 というものの、そんなに目立った破れや割れなどはない。 洗面台の周りのクロスは水が近く多少浮いていたので直してもらえることになった。 いろいろお話ししていると、 つい先日も某有名ハウスメーカーが原料高の煽りを受けて、

          新築して2年が経ちました。

          問答をして何が良いのか

          先日、西川研のナイソンさんの研究のインタビューを受けました。 ザックリ言えば、「問答してどうよ?」という話である。 いつも雰囲気やオノマトペで誤魔化していたことの言語化を求められた。 これも自分を見つめ直す営みの一つなのだろう。 同期のキャナイに勧められなければ、おそらくやらなかったであろう「問答」 一定の効果を感じているから今も続けている。 自分の勝手な捉えとしては、 ・『学び合い』が軌道にのるまでは一定の効果はある。ある程度軌道に乗ったら毎回する必要もあまりない。

          問答をして何が良いのか

          総合高校での探究学習

          中堅研修で他の学校の授業を見に行く。 総合高校の生物総合の授業を参観した。 高校のカリキュラムは詳しくないが、生物基礎、生物を履修した生徒が選択で受講しているとのこと。 授業は、仮説検証的に展開されており、生徒がそれ相応に学んでいるのがわかり良かった。 しかし、私にとってはその後のフリートーク(じゃなくて協議会!)の内容の方が大量の学びがあった。 普通の学校での授業の話でこんなに興味をもったのは久々である。 高校の授業は面白いと思ったことがあまりない。ひたすらに講義形

          総合高校での探究学習