『初詣』の由来って知ってる?
こんにちは
子供の頃から聴き馴染みのある言葉でも、いざ聞かれたらよく知らない事が多々有りますよね。今日年の瀬と言う事で、『初詣』の由来を知っますか?
■『初詣』という言葉が、使われるようになったのは大正時代から
『初詣』という言葉が使われるようになったのは大正時代になってからと意外にも歴史の浅い言葉なんです。では何故、現在の『初詣』と言う文化に至ったのか、歴史を紐解いていくことにしましょう。
初詣の歴史を紐解くと
1.年籠り
2.除夜詣と元日詣
3.元日詣だけが残り、現在の初詣になる
の3つのステップに分けられます。
■年籠りとは
年籠りとは、 「村や家の長がその地域の氏神様が祀られている社寺に大晦日の夜から元日の朝まで寝ずに籠もること」を言います。
現在この文化は日本には残っていませんが、中国の旧正月(春節)には前日の大晦日から眠らずに過ごす『守歳』という文化があるみたいです。
■ 除夜詣と元日詣
年籠りは時代の経過とともに、大晦日の夜と元日の朝に社寺を参拝する行事の2つに分かれるようになりました。 大晦日の夜を『除夜詣』、元旦の朝を『元日詣』と言います。
この元日詣が後の初詣になります。
■交通網の発達
元日詣での参拝の仕方は、住んでいる地域の氏神様が祀られている社寺、 もしくは家から見てその年の恵方の方向にある神社に参拝する決まりがありました。
家から見てその年の恵方の方向にある神社への参拝は『恵方詣り』と呼ばれます。
ですが、大正時代末期頃から交通網の発達により恵方の方向関係なく有名な神社に自由に参拝できるようになり、本来の『恵方詣り』の意味を失いました。そして現在の『初詣』に至っている訳です。
■まとめ
年籠りの文化がなくなって良かった。
徹夜で祈祷はしんどいよね。どんどんマイルドな感じになってるから、そのうち家からの遠隔で参拝も許される時代になるのかね。そんな初詣の由来のお話でした。
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