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日本の食品ロスの現状
こんにちは!tastEATの横山です!
今回は、日本の食品ロスの現状について話したいと思います。
この記事が、現状の把握とそこから問題意識を持ってアクションに繋げられる方が増えれば幸いです。
1.日本の食品ロスの現状
日本では食べられるのに廃棄される食品がたくさんあります。
その量は、1人あたりの廃棄量で換算すると世界一を誇り、日本全体の廃棄量で飢餓に苦しむ人々の胃袋を満たせる量に達しています。
具体的に日本ではどれだけの食品廃棄物を排出しているのか
その量は 年間2,550万トン(平成29年度)と推計されています。
食品廃棄物には、食べられる廃棄 と 食べられない廃棄 があります。
食品廃棄物のうち、食べられる廃棄のことを 食品ロス といい、その量は 年間612万トン で全体の 24% を占めています。
2.食品ロスの内約
食品ロスの具体的な内約を見てみましょう。
まず、農業や水産業などの生産段階では、具体的な食品ロスの統計はありませんが、年間300~400万トン が廃棄されていると言われています。これは 規格外品 や 出荷量調整 などにより生じております。
加工段階では 年間121万トン が食品ロスとなっています。
単純な 加工ミス や、可食部でも 材料に必要がない部分 は廃棄されます。食品自体には何も問題がなくても、パッケージの破損 や 表示ミス で廃棄になってしまうことがあります。
販売段階では、年間で、卸売業 16万トン 、小売業 64万トン 、
外食産業 127万トン が食品ロスとなっています。
特に小売業では、消費期限切れによる在庫処分 が発生します。
外食産業では、調理ミス や 食べ残し 、卸売段階では 配送時の破損 による廃棄も考えられます。
そして最後の消費段階になると、買いすぎ による廃棄、調理ミス 、冷蔵庫の奥底で 忘れ去られる食材 などの廃棄が発生し、その数量は 年間284万トン にも上ります。
合計で 年間612万トン 、生産段階での食品ロスを含めて考えると、おおよそ 年間1000万トン が食品ロスとなっていることがわかります。
3.国民1人あたりの食品ロス
国民一人当たりで換算してみると、毎日一人当たりお茶碗1杯分(132g)の白飯が捨てられていることになります。(※食品ロス量612万トンで考えた場合)
今回、日本の食品ロスの現状について紹介しましたが、数値をみると、その深刻さがわかると思います。
食品ロスの課題をジブンゴトとして捉える人が増えてくれると幸いです。
小さなことでも多くの人のアクションが合わされば、それは大きな成果にも繋がると思います。
僕らもこの課題に向きあって、少しずつ解決できるよう取り組みたいと思います。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございます!
今後も更新致しますのでよろしくお願いいたします!
taseEAT 横山
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