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ハリーポッターを英語で読む vol.3

『ハリー・ポッターと賢者の石』を原書で読む chapter.3
The Letters from No One - 知らない人からの手紙

前回からだいぶ日が空いてしまったけど、第3章を読みました。

前回の記事(第2章)はこちら↓

Chapter3 The Letters from No One

直訳すると、「誰でもない人からの手紙」。意味としてはSomeoneの方が正しいのかもしれないけど、やっぱりNo Oneの方がワクワクする。

前回のヘビ脱走事件のせいで、物置に閉じ込められるハリー。

気づいたら夏休みが始まっていた。9月になれば中等学校に入り、ダドリーから離れることを待ち侘びている。

イギリスの学校はだいたい9月初めに始まり、7月中ばで終わることが多いらしい。そして夏休みの宿題はないらしい。(羨ましい。。)

中等学校(secondary school)は義務教育で、11歳〜16歳が通うらしい。

16歳〜18歳はsixth formといい、義務教育ではないけれど同じ学校で授業を受けるとのこと。日本で言う中高一貫みたいなイメージに近いのかな。

ダドリーは私立のスメルティングス校、ハリーは公立のストーンウォール校に通う。ここの学校レベルの対比も面白い。

Dadley had a place at Uncle Vernon,s old school,Smeltings.

Harry,on the other hand, was going to Stonewall High,the local comprehensive.

イギリスの中等学校は大きく、①public school ② grammar school, ③comprehensive schoolの3つのタイプに分かれるらしい。①は私立で、②③は公立。ステイタスレベルは①②③の順。

ハリーはダーズリー家でかなりひどい扱いを受けているけれど、その割にダドリーに嫌味を返したり、なかなか強いメンタルの持ち主である。

ある朝、郵便を取りに行かされたハリーは、自分宛の手紙を見つける。

Three things lay on the doormat:a postcard from Uncle Vernon's sister Marge,who was holidaying on the Isle of Wight,a brown envelope that looked like a bill and  - a letter for Harry.

Mr H.potter  The Cupboard under the Stairs 4 Privet Drive Little Whinging

この住所で「階段下の物置」まで書いているところが本当に好き。魔法使いが手紙の書き方分からないので、「できるだけ詳細に」書いたのでしょう。笑

his heart twanging like a giant elastic band.

友達も親戚もいないハリーは、今まで一度も手紙をもらったことがない。

心臓は巨大なゴムひものようにビュンビュンと高鳴った。

とにかくこれを機に、絶対にハリーに手紙を届けたいホグワーツと、絶対に手紙を読まれたくないダーズリー氏との攻防が続く。

On Saturday,things began to get out of hand.
Twenty-four letters to Harry found their way into the house, rolled up and hidden inside each of the two dozen eggs that their vary confused milkman had handed Aunt Petunia through the living-room window.
土曜日、もう手が付けられなくなった。
二十四通のハリー宛の手紙が家の中に忍び込んできた。牛乳配達が、一体何事だろうという顔つきで、卵を二ダース、今の窓からペチュニアおばさんに手渡したが、その卵の一個一個に丸めた手紙が隠してあったのだ。

ここの描写が無性に好き。そこまでする??っていうツッコミ。
ついに家を出ることになったダドリー一家。
映画にはないけれど、まず陰気臭いホテルに泊まる。ここにも手紙が届く。
ついに、船を使ってオンボロ小屋へと向かう。
流石にちょっとダドリーが不憫にも思えてくる。

寒い小屋の中で過ごすハリー。明日は11歳の誕生日。
ここからのカウントダウンは、本当に名シーンだと思う。
誕生日まで、あと5分。


He hoped the roof wasn't going to fall in, although he might warmer if it did.
屋根が落ちてきませんように。いや、落ちた方が暖かいかもしれない。

あと3分。あと2分。
あと1分。….3…..2…..1…..

ドーン

The whole shack shivered and Harry sat bolt upright, staring at the door.
Someone was outside, knocking to come in.
小屋中が震えた。ハリーはビクッと跳び起きてドアを見つめた。誰か外にいる。
ドアをノックしている。


本当にここはワクワクする名シーンですよね。

第3章は、知らない単語が増えてきた。けどめげずに読んでいきたい。

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