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【ハロウィンぽい】オーケストラ曲 10選🌙
ヴァイオリンとかチェロ などの弦楽器、ハロウィンぽいですよね。
不気味な洋館に迷いこんで、おばけがリコーダー吹いていたらすぐ友達になれそうなのだけど、やはり不気味な夜の雰囲気を醸し出すハロウィンには、弦楽器が必須だと思うのです。
というわけで、ハロウィンぽいオーケストラ曲をまとめました。
①組曲『仮面舞踏会』ワルツ/ハチャトゥリアン
ドレスの裾をずるずると引きずるようなワルツを踊っている、ちょっと重々しい雰囲気の曲。ヴィオラもメロディがあり、弾いていて楽しいです。
②ジャズ組曲第2番よりワルツⅡ/ショスタコーヴィチ
おどろおどろしさや幽霊をテーマをしてる曲ではないですが、哀愁漂う三拍子に個人的にハロウィンぽさを感じます。
③交響詩『死の舞踏』/サン=サーンス
こちらは、まさにハロウィンをモチーフにしたワルツ。ハロウィンの真夜中に死神や骸骨がガチャガチャ踊る様子を描写しています。ヴァイオリンのソロは不気味さと美しさが両立している不思議な雰囲気。
➃交響詩『はげ山の一夜』/ムソルグスキー
ミッキーが自身の魔法で暴走した屈強なホウキに振り回されている映画『ファンタジア』でも使用されている楽曲。夏至前夜にはげ山で大騒ぎする魔物や幽霊を描いており、映像もそうですが全体的に不穏です。
⑤交響詩『魔法使いの弟子』/デュカス
やっぱり『ファンタジア』と言えばこちら。ゲーテの詩にインスピレーションを得て作られた、完璧主義者のデュカスが13曲発表したうちの1曲。大量のホウキたちがバケツで水を汲みまくる情景が思い浮かびます。
⑥マリオネットの葬送行進曲/グノー
ヒッチコック劇場のテーマ曲として有名ですね。そのせいか太ったおじさんがのそのそ歩いているイメージが先行しますが(私だけ?)、実は劇場の人と戦って殺されてしまった人形のために、その人形の友人が盛大な葬式をする様子を表しているんだそう。ちょっと不気味でぎこちない雰囲気の曲です。
⑦歌劇『さまよえるオランダ人』序曲/ワーグナー
永遠に海をさまよう呪いをかけられたフライング・ダッチマン(オランダ人)という伝説の幽霊船をモチーフにした歌劇。幽霊・呪いがモチーフなので選曲しましたが、楽曲は嵐を乗り越え海をゆく船を彷彿をさせる力強い雰囲気です。パイレーツオブカリビアンが好きな方もぜひ聞いてみてね。
⑧幻想交響曲 第5楽章『ワルプルギスの夜の夢』/ベルリオーズ
病的な感受性と激しい想像力を持つ芸術家が失恋したときに見る幻想を表現しています。1~4楽章でまぁ色々あり、亡霊や魔法使いの不気味な一団が、彼の葬儀のために集まり、魔女の大饗宴でおおさわぎ。第4楽章も『断頭台への行進』という面白い(?)題材なので、あわせてどうぞ。
⑨組曲『動物の謝肉祭』水族館/サン=サーンス
ハロウィンと全く関係ないのですが、暗闇でゆらゆらときらめく魚や水面の描写が、ミステリアスな雰囲気なので選曲。『動物の謝肉祭』は身近な動物がモチーフで、気軽に気負わず聞ける曲ばかりなので可愛くて楽しいです。
⑩バレエ『くるみ割り人形』金平糖の妖精の踊り/チャイコフスキー
最後は、みんな大好き『くるみ割り』から選曲しましたが、クリスマスにちなんだバレエなのでハロウィンどころではありません。
当時発明されたばかりのチェレスタを世界で初めて使用した攻めた楽曲で、お菓子の妖精の可愛らしくもちょっと不思議な雰囲気が表現されています。実は、楽譜に書いてあるフランス語の題名は『Danse de la Fée Dragée』。日本人がイメージするカチコチの金平糖ではなく、お祝い菓子のドラジェだったようです。大人っぽい雰囲気ですもんね。
少しずつ涼しくなり、街はハロウィンの雰囲気になってきました。
仮装やパーティをしなくても、耳と心でハロウィンを楽しむのも素敵。
それぞれの秋を楽しみましょう!