ビオラを弾くひと

アマチュアで20年ほどビオラを弾いています。評論家ではないので、カジュアルに読める内容を心がけています。 パフェも大好きなので、たまに投稿します。 更新頻度は月に1回くらい。

ビオラを弾くひと

アマチュアで20年ほどビオラを弾いています。評論家ではないので、カジュアルに読める内容を心がけています。 パフェも大好きなので、たまに投稿します。 更新頻度は月に1回くらい。

マガジン

  • パフェ

    に関わる記事をまとめています。透明なグラスからのぞく層の美しさと、掘り進めていくことで気付く素材の組み合わせと旬の美味しさが魅力。美味しさが伝わる文章と写真を勉強したいな。

  • クラシック音楽

    に関する記事のまとめ。アマチュアオーケストラでビオラを20年くらい弾いています。演奏会を作るまでの過程も暑すぎる舞台照明も、全てが音楽だよね。

最近の記事

  • 固定された記事

オペラ座の怪人になりたい話。

「どこに住んでみたい?」 場所、間取り、日当たり、ほしい家具とか駅から何分とかお隣さんがどうこうとか、忙しい生活を日々送っている私たちにとっては、そう聞かれたら、こんな感じで具体的なおうちをイメージすることが多いと思う。だって、生活するってそういうことだから。今の私(日常ver.)だったら、ターミナル駅に近くて二面採光・南向きの緑あふれる丁寧なくらしに憧れます。 一方、今の私(非日常ver.)は「どこに住んでみたい?」と聞かれたら、 コンサートホールに住んで『オペラ座の怪

    • 息抜きのための東京パフェ地図 ~有楽町周辺~

      はじめに 皆さんはパフェ、好きですか。誰かとおしゃべりしながら食べるスイーツも美味しいですが、私はパフェをひとりで黙々と食べることが特に好きです。 それと、私の場合はパフェを食べるタイミングはいつも仕事の合間。「疲れたら、ここに行けばパフェが食べられる」という安心感が日々の励みになっているので、予約争奪戦、催事、1日限りのイベントにはあまり関心がありません。この地図が、息抜きにふらふらとパフェ巡りをしたい方の参考になれば幸いです。 というわけで今回は銀座周辺の美味しいお

      • さよならマエストロ 最終話 楽曲まとめ

        昨年末から放送を楽しみにしていた『さよならマエストロ』、早くも最終回を迎えました。役者の皆さん、楽器を構えたり音を出してみたり、練習大変だったかと思います。ほとんどの方が未経験だったかと思いますが、オーケストラを好きになってくれたら嬉しいな。とってもお疲れ様でした! 冒頭・オープニング・エンディングシューマン:交響曲第三番『ライン』第一楽章 ドイツ・ロマン派を代表するシューマンが1850年に作曲した交響曲。同年、デュッセルドルフの管弦楽団・合唱団の音楽監督に招かれたシューマ

        • 『ゴッホ・アライブ展』美術館が苦手な自分でも楽しめるアート空間だった話。

          『ゴッホ・アライブ展』という展覧会が寺田倉庫(最寄り駅:天王洲アイル)で開催されています。私はクラシック音楽は大好きなのですが、美術館独特の無音と冷房で肌がぴりぴりする空間が苦手。特に混んでる展覧会はじっくり見れないし歩くのも疲れます。 そんな感じなので、一般的な展覧会だったらスルーしていたのですが、こちらの展示会は最初から最後まで「写真動画撮影OK」でユニークなことと、アンバサダー冨永愛さんが出演する美しい広報映像にひかれて、旦那と小学生の息子を連れて行ってきました。

        • 固定された記事

        オペラ座の怪人になりたい話。

        マガジン

        • パフェ
          2本
        • クラシック音楽
          20本

        記事

          さよならマエストロ 8話 楽曲まとめ

          今回のテーマ楽曲はドヴォルザーク『新世界より』。このドラマも気が付けば第八楽章。家族関係に関する話は涙腺弱くなりがちです。 あおぞらホールの開館音グリーグ:ペールギュント『朝』 太陽が顔を出す情景が目に浮かぶ、爽やかな楽曲。夢想家で自由奔放なダメ男の主人公ペールギュントが、アフリカの砂漠で目が覚めると今までの財産が消えて一文無しになっていたという場面で流れます。とんでもない朝。 あおぞらホールの閉館音・オープニングドヴォルザーク:交響曲第九番『新世界より』第二楽章 鉄道と

          さよならマエストロ 8話 楽曲まとめ

          カセットテープと緑のフルート。音楽配信アプリも親の本棚にはかなわない話。

          趣味でもなんでも、そして良くも悪くも親からゆずり受けたものってありますか。私の場合は獅子座の母から受け継いだ負けん気の強さと派手色のファッション、父からは太い眉毛と趣味の音楽を受け継ぎました。 今回は父の話。眉毛ではなく音楽の方です。 大量のカセットテープ 単身での海外駐在が長く、私が大学に入るまで日本にほとんど帰国しなかった父。父の書斎(風スペース)には、クラシック音楽が録音されたカセットテープやCDがたくさんあり、当時流行っていたJ-POPとクラシック音楽を交互に聴

          カセットテープと緑のフルート。音楽配信アプリも親の本棚にはかなわない話。

          さよならマエストロ 3話・4話 楽曲まとめ

          芦田愛菜さん、苦しそうな表情の演技が上手で、こっちまで悲しい気持ちになってしまいます。そろそろ笑顔が見たいな。 3話冒頭:富士山とトランペットロッシーニ:ウィリアム・テル『序曲』 何度も言いますが、景色がものすごく良いですね。 響の回想シーンメンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲第一楽章 二楽章 オープニングベートーヴェン:交響曲第6番『田園』第一楽章 毎回テーマに併せてオープニングの楽曲が変わるのは個人的にすごく好きで、しかもカットしたりアレンジ加えてないのも良いです。

          さよならマエストロ 3話・4話 楽曲まとめ

          Apple Music Classical、楽しい。

          Apple Music Classical、楽しい。

          さよならマエストロ 1話・2話 楽曲まとめ

          昨年末から放送を楽しみにしていた『さよならマエストロ』。主演が指揮者役で西島秀俊さん、娘さん役で芦田愛菜さんという大好きな俳優さんたち!家族をテーマにしたドラマのようなので、演技が上手なおふたりにピッタリだなと思って視聴しています。いつか泣かされそう。 ウィーン国立歌劇場での演奏 1曲目ヨハン シュトラウス2世:『狩り』 ウィーンの街並みを燕尾服で疾走する西島さん、素敵です。私はシュトラウスもウィーンフィルも大好きなので、そんな場所で活躍中の指揮者という設定が個人的には嬉し

          さよならマエストロ 1話・2話 楽曲まとめ

          雨天中止…ショックはデカいが野外コンサートはやっぱり楽しい。

          弦楽器、オーケストラの話です。 フジロックなどの野外フェスのようにオーケストラもコンサートホールを飛び出し、たまに野外でコンサートをしたりします。日本は気温湿度が高いからか、野外コンサートの文化があまりありませんね。 野外コンサートは弦楽器などの演奏に特には不向きで、音は響かないし、楽器は直射日光に弱い。しかも練習しても雨なら中止、カメラマンにも野外コンサートの撮影は断られる。どちらも経験ありますが、なかなか思うようにいきません。 私が所属する音楽団体では地域イベントにゲ

          雨天中止…ショックはデカいが野外コンサートはやっぱり楽しい。

          『子ども向けコンサート』楽曲決めるの難しい話。

          簡単なようで意外と難しいんですよね。誰のためのコンサートか、わからなくなってきます。 自分に子どもがいるからかもしれませんが、未就学児も鑑賞可能なコンサートもたくさんあり、音楽鑑賞が好きな親にとっては有難い環境になってきました。 元々、私はオーケストラの演奏を大きなホールで聴くことが好きなので、ラフォルジュルネの0歳からのコンサートや日本フィルの夏休みコンサートなどに子どもと一緒に足を運んでいました。テーマは子どもにも本格的な音楽をというもので、楽曲は大半がクラシック。

          『子ども向けコンサート』楽曲決めるの難しい話。

          【ハロウィンぽい】オーケストラ曲 10選🌙

          ヴァイオリンとかチェロ などの弦楽器、ハロウィンぽいですよね。 不気味な洋館に迷いこんで、おばけがリコーダー吹いていたらすぐ友達になれそうなのだけど、やはり不気味な夜の雰囲気を醸し出すハロウィンには、弦楽器が必須だと思うのです。 というわけで、ハロウィンぽいオーケストラ曲をまとめました。 ①組曲『仮面舞踏会』ワルツ/ハチャトゥリアンドレスの裾をずるずると引きずるようなワルツを踊っている、ちょっと重々しい雰囲気の曲。ヴィオラもメロディがあり、弾いていて楽しいです。 ②ジャ

          【ハロウィンぽい】オーケストラ曲 10選🌙

          サントリーホールはやっぱりホテル並みのおもてなし空間だった。“3つの理由”をのぞき見してきた話。

          1987年に開業したサントリーホール(=港区赤坂)。国内外の有名オーケストラが数多く演奏会をしている、有名な音楽ホールです。私も観客として何度も足を運んでいますが、一歩踏み入れたときの特別感やワクワク感は格別。その理由をバックステージツアーでのぞき見してきました。 親愛なるサントリーホールに関する別記事はこちら。愛が重い。 理由① ホールの顔!レセプショニストコンサートに行くと、ホワイエと呼ばれるロビーでチケット切りをはじめ観客のお手伝いをしてくださるスタッフさんがいます

          サントリーホールはやっぱりホテル並みのおもてなし空間だった。“3つの理由”をのぞき見してきた話。

          リバーサルオーケストラ第6話 楽曲まとめ

          あっという間の第6話ですね。前回は力尽きて最後まで見れなかったので、今回は頑張ってみました。 1.チェロの玲緒(瀧内公美さん)を探しに行く場面グルック:『オルフェオとエウリディーチェ』『復讐の女神たちの踊り』 ざわざわするところで出てくるBGM!隣のビオラの人達、きっとみんな心配しているので、早く練習復帰してあげてほしいな。 2.玲緒のマンション前で会話する場面ショパン:ノクターンOp.9-2 「音楽とどう生きるかは、あなた次第です」ってショパンをBGMにして田中圭さんに

          リバーサルオーケストラ第6話 楽曲まとめ

          リバーサルオーケストラ第5話 楽曲まとめとアマオケの場合(前半)

          ようやく見れました!TVerは4話以降が1週間で配信終了してしまうみたい。こけら落とし、コンペ、定期演奏会、演奏シーンが増えていきそうで楽しみです。 1.冒頭の場面~小野田登場までチャイコフスキー:交響曲第五番 第四楽章 オープニングテーマと同じく「チャイご」のアレンジ楽曲。個人的に原曲がすごく好きなので、このアレンジは何度聞いても慣れないです。 2.ざわざわ…している場面グルック:『オルフェオとエウリディーチェ』『復讐の女神たちの踊り』 物騒な場面で流れるBGMですね。

          リバーサルオーケストラ第5話 楽曲まとめとアマオケの場合(前半)

          リバーサルオーケストラ第4話 楽曲まとめ(後半)

          前半からの続きです。 14.みどりの自宅からの帰り道の場面エルガー:『愛の挨拶』 とんでもなく一瞬!もっと聞かせてください。 15.朝陽に編曲を依頼する場面メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 第3楽章 楽しい日常生活みたいなタイミングで流れるのでしょうか。指揮者とコンマスはこんな馴れ馴れしくないです。 16.本宮「よろしくお願いします(笑顔)」の場面ムソルグスキー:組曲『展覧会の絵』より『鶏の足の上に建つ小屋/バーバ=ヤーガ』 展覧会の絵、大好きなので登場して

          リバーサルオーケストラ第4話 楽曲まとめ(後半)