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子どもの「きりかえ」が難しいとき,どうしてる?【幼児期編】

 こんにちは,umenoです.

 幼児期は「もう帰ろう」「終わりだよ」「お風呂入るよ」など,特に遊びから切り上げる時,かんしゃくが困るという話はよく聴きます.外でかんしゃくを起こされると,頭ごなしに怒ってしまったり,他人の目が気になったりと,親御さんは悩まれることが多いと思います.今回は,そんな時にどのように対応していくのかについてお話したいと思います.幼児期のお子さんをもつ親御さん,教育や療育関係者の皆さまにとって少しでも参考になれば幸いです.

①なぜ「かんしゃく」を起こすのか

 お子さん個人で起こしやすい場面など違うと思います.色々と背景があると思いますが,「ことばが育っていないので要求の仕方が未熟」「次の日もできるといったイメージが出来ない」「急な変更で情報を処理しきれずパニックになっている」「かんしゃくを起こして要求が通ったことがある」などが考えられます.まずは目の前のお子さんの分析からしてみましょう.

②まずは見通しを持たせること

 まずやることとしては,「情報を受け取りやすい形にして見通しを持たせること」です.情報を受け取りやすくとは,言語が未熟であれば見てわかるようにするということです.まずは,心の準備をしてもらうと良いと思います.

③目印を用意すること

 「物事の終わり」とは曖昧なものです.そのため,はっきりとした目印を作ると受け入れやすくなります.よく使用するのはタイマーで,「音が鳴ったら終わりね」というように伝えることも一つです.長短などの概念がわかるようになれば時計に移行しても良いと思います.

④あいまいな表現はしないこと

 「あと少しで終わりね」といった表現は,わかりにくいです.大人と子どもで「あと少し」の感覚が異なるからです.表現を少し変えて,「これを○○したら終りね」に変えるとお子さんにもわかりやすくなります.

⑤感情的にならず,淡々と

 かんしゃくを起こしていると親御さんは,感情的に反応してしまうこともありますが,ここはぐっと抑えて頂くほうが良いことが多いです.つまり,,「かんしゃくを起こす→反応してもらえた」の流れを作らないことが大切です.「かんしゃくを起こしても,状況が変わらない」ということを,お子さんに感じてもらうことが大切です.

⑥まとめ

 日々の生活の中では多くのかんしゃくと対峙する場面があると思います.全てに付き合ってしまうと,生活が成り立たなくなってしまうこともあります.これらのことを試していただき,少しでもお互いのストレスを軽減できると良いかと思います.

本日も最後まで読んでいただき,ありがとうございました.

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